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最終更新日:2024年4月1日

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学術フロンティア講義 (ジェンダーを考える)

ジェンダーを考える
現代社会では、想定外の政治的課題や事象が次々と起こっている。その際、マジョリティ側とは異なる視点、ジェンダーや多様性の視点を導入することで、複雑な事象や課題を別の視点から捉え、分析することが可能になる。政府が設定した「202030年目標」は未達成に終わったが、新たに、2020年代の可能な限り早期に社会のあらゆる分野において指導的地位に占める女性比率が少なくとも30%程度になるよう目標を設定している。本講義では、ジェンダー平等後進国の日本の現状について、学生が認識を高め、ジェンダーをめぐる多様な問題について自ら考える機会を持つことを目的としている。
初回はイントロダクション、2回目から11回目までは各講師の専門領域の視点や切り口からジェンダー不平等に関連したトピックについて講義を行う。第12回は講義を踏まえてグループに分かれてディスカッションを行い、第13回は発表とまとめの回とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31530
CAS-TC1100L1
学術フロンティア講義 (ジェンダーを考える)
小川 真理子
S1 S2
火曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
本講義はオムニバス形式で行う。 1.小川真理子 (大学院情報学環)    イントロダクション 2.本田由紀  (大学院教育学研究科)  国際比較でみた日本のジェンダー 3.山口慎太郎 (大学院経済学研究科)  労働市場のジェンダー・ギャップ 4.藤原聖子  (大学院人文社会系研究科)宗教とジェンダー 5.小西祥子  (大学院医学系研究科)  少子化とジェンダー                      :不妊と妊孕力の視点から 6.能瀬さやか (医学部附属病院)    スポーツとジェンダー 7.松中権   (認定NPO法人グッド・エイジング・エールズ代表          プライドハウス東京代表、公益社団法人Marriage For All Japan 理事)                      誰もが暮らしやすい社会をつくるには                      〜LGBTQ+に関する取り組みやムーブメント                      から学ぶ〜 8.伊藤たかね (大学院情報学環)    言語とジェンダー 9.田中東子  (大学院情報学環)    メディア文化とジェンダー 10. 上野千鶴子 (東京大学名誉教授          認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長)                         ケアするのは誰か?                      再生産費用の分配問題をめぐって 11.隠岐さや香 (大学院教育学研究科)  科学史とジェンダー 12.小川真理子 (大学院情報学環)    ディスカッション 13.小川真理子 (大学院情報学環)    発表とまとめ
授業の方法
講義、ディスカッション
成績評価方法
出席状況、ディスカッションへの参加度、毎回の授業後のコメントカード(300字~350字)、期末レポート(1,000字程度)を総合的に評価する。
履修上の注意
毎回の授業は対面で行う。初回のみオンライン。 本講義では、ジェンダーやセクシュアリティ等をテーマとして扱う。教室内での学生の心理的安全性について配慮するよう努めるが、教室でそのようなトピックを議論すること自体に不安のある方は、履修決定前に教員に相談をすること。また履修生が安心して発言できるように、授業内で他の学生が発言したことを授業以外の場で話さないようにすること。