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最終更新日:2026年10月16日

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全学自由研究ゼミナール (中国思想文化入門)

中国思想文化入門
授業の目標・概要:
 中国は近くて遠い国と思われがちであり、また中国思想というと、難しくて、説教臭いとのイメージがあるかもしれない。しかしながら、3000年以上にもなる歴史のなか、無数の人々の人生経験と多くの思想家の叡智が蓄積され、さまざまな外来の文化を吸収し、多様で豊かな思想を生み出してきた。一方、中国思想と文化は周辺の国々や地域にも伝わり、東アジア全体の知的風土を形成し、日本語や日本文化の中にも、その影響は至る所に残っている。本授業では漢籍のテキストや画像資料などを読み解きながら、多彩な中国思想文化のなかにおいて、『論語』『荀子』や『声無哀楽論』、『天工開物』などを手掛かりにして、儀礼・音楽・技術を通して「人間」や「自然」という概念を再検討し、また、日本の近世まで影響を与え続けた中国古代神話や神仙思想、各時代の人々の「読書と人生」についての考え方などを検討する。本授業により、中国思想の様々な側面に触れていただき、そのことが中国の現代社会を理解するための助けとなることを期待している。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31525
CAS-TC1200S1
全学自由研究ゼミナール (中国思想文化入門)
陳 捷
S1 S2
金曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
第1回:ガイダンス 第2回:『論語』と『荀子』を読む     理想的な人間関係と、その関係を維持するための「礼」について考える。 第3回:『声無哀楽論』を読む 「音楽は感情を表現できるのか」という問いを通して、人間にとって音楽とは何かを考える。 第4回:『天工開物』を読む(1) 中国ではどのような人間と技術の関係が理想とされたか。人間が自然に関与する手段としての技術を捉えなおす。 第5回:『天工開物』を読む(2) 中国ではどのような人間と技術の関係が理想とされたか。人間が自然に関与する手段としての技術を捉えなおす。 第6回:『山海経』を読む 神話的地理の叙述。そこに描かれた神・仙・異類の語り。 第7回:聖地図像から読む東アジア(1) 聖地はどのように可視化されたのか。五岳真形図を手がかりに検討する。 第8回:聖地図像から読む東アジア(2) 図像とテキストの関係について。日本における受容と変容の諸相。 第9回:東アジアの女仙伝記を読む 女仙はいかに語られるのか。伝記資料の抜粋の読解。性別表象のあり方とその展開。 第10回:中国古代の読書論(1)読書と人生の価値 何のために読書を行い、何を目指して執筆に励むのか。 第11回: 中国古代の読書論(2)読書と理想の人生 読書の喜びと執筆の楽しみ。陶淵明の豊かな生き様と後世への影響について。 第12回:中国古代の読書論(3)読書と出世 書物のなかに黄金の家があるのか 第13回:中国古代の読書論(4)読書と文字信仰 文字が書かれた紙はなぜ捨てちゃいけないと思われていたのか まとめ
授業の方法
事前にプリントを配布し、授業と講読形式で授業を行う。
成績評価方法
出席、授業中の発表及びリアクションペーパーの提出で評価する。
履修上の注意
毎回の予習が必要になります。漢文に関する基礎知識(高校レベル)を前提として授業を行います。