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最終更新日:2025年4月21日
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全学自由研究ゼミナール (マグリブ近現代史入門(植民地支配を考える))
マグリブ近現代史入門(植民地支配を考える)
この授業では、旧フランス領北アフリカ・マグリブ地域(モロッコ、アルジェリア、チュニジア)の近現代史について、フランス植民地主義の特徴と思想的・制度的変遷、植民地体験が現地社会に及ぼした政治的・文化的・社会的影響、マグリブ人による抵抗の様々な戦略、植民地体制の揺らぎと脱植民地化の過程等に着目しながら学ぶ。
参加者は、毎回事前配布する課題教材(英語または日本語の論文1~2本程度)を事前に読み、背景知識を講師による講義で学んだうえで、講義後に行うディスカッションに積極的に参加することを期待される。課題教材を読み込み、歴史的な文脈を踏まえつつ、自分の言葉で分析を行ったり、意見を述べることができるようになることを目標とする。
マグリブ地域や植民地史に関心がある参加者を広く歓迎する。中東・北アフリカ近現代史、フランス近現代史、アラビア語およびフランス語の基礎的な知識があることが望ましいが、いずれも必須条件とはしない。
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全学自由研究ゼミナール (マグリブ近現代史入門(植民地支配を考える))
渡邊 祥子
S1
S2
月曜4限
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
授業前半は課題論文の背景説明をする講義に充て、講義終了後リアクションペーパーを記入する時間を取る。その後、ペーパーの設問に沿ってディスカッションを行う形式とする。
第一回から十三回までの主題(予定)は以下の通り。
第一回:ガイダンス(マグリブ概論)
第二回:植民地支配とはなにか
第三回:ヨーロッパ・北アフリカ関係の転換
第四回:オリエンタリズムとステレオタイピング
第五回:同化主義とはなにか
第六回:帝国主義と保護領制
第七回:市民と臣民の間
第八回:二つの世界大戦と植民地
第九回:戦後の新秩序と植民地
第十回:マグリブ・ナショナリストの大衆動員
第十一回:マグリブ・ナショナリストと国際社会
第十二回:脱植民地化とアルジェリア
第十三回:総括
授業は講義(前半)と課題教材に関するディスカッション(後半)に分かれる。
ディスカッションを進める手がかりにするため、課題教材や講義内容に関連する設問形式のリアクションペーパーを授業の前半と後半の間(講義終了後)に記入してもらう。リアクションペーパーの設問は、課題教材とともに事前配布するので、授業前にあらかじめ記入してもらってよい。
【4月11日追記】登録者数が多いため、ディスカッションの形式と成績評価方法を以下のとおり変更します。
(1)出席者数が20人以上の場合、ディスカッションの形式をグループワーク方式にします。
授業ごとの出席者数が20人以上の場合、受講者を複数のグループに分け、リアクションペーパーの設問をグループで完成させてもらい、代表者に報告してもらうグループワーク方式でディスカッションを行います。グループワーク方式の場合、個人の貢献の評価をするのは技術的に困難なので、出席点のみとします。
(2)ディスカッション(19人以下の場合)の成績評価は加点方式とし、出席点をより重視する方法に変更します。
出席者数が19人以下の場合、全員でのディスカッションを行います。この場合の成績評価も、出席点を基本点とし、ディスカッションに貢献した方に加点をする形に変更します。なお、参加者ができる限り平等な発言機会を得られるよう、講師が発言者を指名する場合があります。
(3)リアクションペーパーの内容は細かく採点しません。
第一回ガイダンスで申しあげたとおり、リアクションペーパーの内容について細かい採点は行いません。出席・受講の確認と、受講者と講師のコミュニケーションのために利用します。
第一回のみZoomによるオンライン形式で行う(URLはITC-LMSの「オンライン授業情報」欄で通知する)。第一回は課題教材なし、授業全体に関するイントロダクションとする。第二回以降は原則的に対面。
第二回以降の課題教材もITC-LMSで配布するので、事前にアカウント登録をお願いしたい。