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最終更新日:2024年4月22日

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社会科学ゼミナール(法・政治)

ひとを身震いさせる憲法学
 司法試験に関心のある人間なら誰もが知っている或る弁護士は、学生時代に樋口陽一教授の「国法学」を聴講して「身震いするほどの感動を覚えた」のだという。ひとを身震いさせ、その後の人生を変えてしまうような力をもつ憲法学とは、一体どのようなものなのであろうか。その講義の基礎となった、日本学士院賞受賞の名著『近代立憲主義と現代国家』(1973年)を徹底的に読み抜くことを通じて、学問することの楽しさ・厳しさを実感しつつ、社会科学入門を果たそうというゼミである。法学部進学希望者以外の学生の参加も大いに歓迎する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31503
CAS-IC2110S1
社会科学ゼミナール(法・政治)
石川 健治
S1 S2
月曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
樋口陽一『近代立憲主義と現代国家』(勁草書房、新装版、2016年)をテキストとして、半年かけてこれを読破する一方で、同『憲法(第4版)』(勁草書房、第3刷、2023年)の「問題状況」欄――さらには同『比較憲法』(青林書院、品切れ)の「参考文献」欄――を手がかりとして、現代的な憲法問題との連絡をつけてゆく。自由研究を希望する者は、夏休みに行われる予定の仙台合宿にて、研究報告を行い、参加者全員で討論する。
授業の方法
一方通行の講義形式ではなく、山本侑講師・今野周講師にチューター役と問題提起役をお願いして、双方向的な演習の形を担保したい。最初の数回は講師主導で進められるが、やがて意欲のある参加者に、担当部分の紹介・批評をお願いする展開になることを期待している。また、前述の『憲法(第4版)』の「問題状況」欄を手がかりとする、自由研究報告のパートも用意する。
成績評価方法
平常点で行う。
履修上の注意
テキストの該当箇所を必ず精読してくること。 並行して全体を通読することが望ましい。