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最終更新日:2024年10月18日

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文理融合ゼミナール(身体と芸術)

Archi-Choreographies:振り付けとしてのクセ(TAKE 7)
口癖、手癖、怠け癖、思考壁、酒癖、難癖、曲者、潔癖、寝癖、癖が強い、などなど、日本語の「クセ」という言葉は、単なる「習慣(habit)」には収まらない広がりを持つ不思議な概念です。この授業では人の持つさまざまな「クセ」を、当人が知らない間に身体や思考に植え付けられた根源的な「振り付け(コレオグラフィー)」とみなし、拡張されたダンスの問題として捉えます。そしてそのような身体や思考の偏りを受講生どうしの相互観察を通じて探り合い、個々のクセの来歴を明らかにしたり、それを他人に移したりすることで、個人の「その人らしさ」という感覚がどこで生み出され、どのように変容しうるかを検証します。新しい振付を考えることでダンスをいわば足し算的につくる通常のアプローチとは逆に、各自が気づかないうちにすでに踊っている振付を露わにすることで引き算的にダンスを浮かび上がらせる試みです。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31492
CAS-IC2420S1
文理融合ゼミナール(身体と芸術)
中井 悠
S1 S2
月曜5限
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講義使用言語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
YES
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
01 オリエンテーション 02 癖の観察・分析 03 「癖の観察・分析」の観察・分析 04 「「癖の観察・分析」の観察・分析」の観察・分析 05 「「「癖の観察・分析」の観察・分析」の観察・分析」の観察・分析 06 「「「「癖の観察・分析」の観察・分析」の観察・分析」の観察・分析」の観察・分析 07 ターゲット選び 08 癖の移植・感染 09 「癖の移植・感染」の再演 10 「「癖の移植・感染」の再演」の再演 11 「「「癖の移植・感染」の再演」の再演」の再演 12 「「「「癖の移植・感染」の再演」の再演」の再演」の再演 13 成果発表
授業の方法
受講生それぞれのクセを相互観察/分析し、クセの意識化や他人への移植によってどのような影響が生じるのかを探ります。対象化しようとすればするほど、意識からこぼれ落ちてしまう「クセ」という逃げ水のような事象を捕まえるため、そのつどの授業のフォーカスから溢れた要素にその次の授業でフォーカスを当てるという形式で進めていきます。
成績評価方法
出席、参加、学習・納得の程度、発表などを考慮に入れた自己採点をベースとします(怠け癖、虚言癖は減点の対象になります)。
履修上の注意
●いわゆる「悪いクセ」を直すことを目的とするものではありません。 ●ダンスなどの経験はいっさい問いません。 ●集団での相互観察・ディスカッションを中心とするため、人数を10人以下に限定します。 ●セメスターの最後まで積極的に参加するという条件付きで(すでに一度履修した学生や、単位を目当てとしない・できない学生の)「聴講」も歓迎します。
実務経験と授業科目の関連性
Past Future Perfect/過去未来完了(2018年 | 城崎国際アートセンター):「振付としての癖」をテーマにした二週間のレジデンシー、ワークショップと成果発表。http://nocollective.com/***** 過去のダンス系作品: Vesna’s Fall (2014-15 | Judson Church(ニューヨーク)、Black Mountain College(ノースキャロライナ)、Performatica Festival(チョルーラ、メキシコ)、Queens Museum(ニューヨーク)) http://nocollective.com/***** House Music (2014 | KulturRaum(ベルリン)、CARPA 4(ヘルシンキ)) http://nocollective.com/***** Immaculate Conception (2016 | Mise-en_PLACE(ニューヨーク)) http://nocollective.com/*****