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最終更新日:2024年4月22日

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水と土の環境科学

食をささえる水と土の環境科学
2022年に80億人を超えた人口を養っていくためには、食料生産の維持・増大は欠かせない。主食である穀物の生産量が,灌漑農地面積に比例して造材してきたことは,我々日本人が当たり前と思っている「水」を「土」にどのように与えるかで食料生産が左右されることを示している.
2015年9月の国連サミットで採択されたSDGsを達成するためには,自然環境との調和を図りつつ食料生産の基盤を整備するとともに快適な地域空間を創出する必要があるが,これは容易ではない。特に、植物の生育に不可欠な水と生態系存立の基盤である土、さらに地域空間における物質循環に関する科学と技術が不可欠である。
この講義では、食料生産、いわゆる農業について、生産効率向上の工夫や持続的な農業生産に関する課題を紹介するとともに農業に関連して生じている様々な環境問題やそのメカニズムを社会的背景と物質循環についての基礎知識やモニタリング技術を含めてわかりやすく解説する。
この講義によって、普段気にしていない水と土を巡る物質循環の科学の私たちの社会・生活における重要性が理解できるようになることを期待する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31479
CAS-GC1Db4L1
水と土の環境科学
西村 拓
S1 S2
木曜5限
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講義使用言語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
 この講義では、食料生産にかかわって生じている環境問題を、各回の授業ごとに具体的に紹介し、社会的背景と物質循環についての基礎知識やモニタリング技術を含めてわかりやすく解説する。  以下の内容について基礎編,応用編に分けて授業を行う.冒頭の3回が基礎編,その後が応用編となる予定である. 講義担当者と項目は以下のようになる. 具体的なスケジュールは,1回目の講義(4月11日,オンライン)に配布する. 社会を支える農業・農村 (初日にオンライン) 土壌侵食 農村地域における農業生産と生活のインフラを誰が整備するのか? 農地整備 乾燥地の灌漑農業と砂漠化 福島から始まる復興農学 農業のエネルギーバランスを考える 食を支える農業水利システム 農業水利施設における土砂とのたたかい 海外における水環境問題 世界の水資源と農業用水 情報通信技術(ICT)の農業・環境分野への応用 総合討論 テーマを複数設定し,テーマ毎に小グループに分かれてグループディスカッションを行い,その後,各グループからの報告と総合討論を行う.
授業の方法
生物・環境工学専攻、地域環境工学分野の教員を中心にオムニバス形式で講義を行う。 それぞれの個別講義をよく聞き理解することを前提に、期末に,全講義に関わるレポート課題を課する.
成績評価方法
出席を前提としてレポートで評価する。講義全体に関わる総合的な課題を1つだし,これについて各履修者がレポートを作成・提出する.提出期限は7月下旬を予定しているが,具体的な日付は講義開始時にアナウンスする。
履修上の注意
初回に講義予定やレポート提出締め切りなどの情報を配布する 科目履修等の問合せ先:西村  講義内容等についての問い合わせ先:各教員 初回講義のzoomのURLは,ICT-LMSに掲示する予定です.