学部前期課程
HOME 学部前期課程 全学自由研究ゼミナール (物理学汎論)
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2026年10月16日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

全学自由研究ゼミナール (物理学汎論)

物理学汎論
物理学は、力学、熱力学、電磁気学、量子力学、…等といくつもの科目にわけて講義されることが多いが、実際は人類の膨大な思考の積み重ねによって、一つの統一された学問を形成している。そこで本講義では、歴史と最新の発展をふまえて、物理学の全体像を三部構成で俯瞰することを目標とする。

まず第一部では、相対性理論を解説する。時間の遅れやローレンツ収縮などの不思議な現象を通して、時空や対称性といった物理学の基本的な考え方を学ぶ。

第二部では、「光子」を題材にして量子力学をゼロから学び、ミクロな世界の物理法則が如何にマクロな世界とは異なっているかを議論する。さらに、量子暗号や量子テレポーテーションなど、量子力学の性質をフル活用した最先端の量子情報技術の紹介を通して、量子力学をより深く理解することを目指す。

最後に第三部では、統計力学について解説を行い、マクロな自然現象がミクロな粒子の集団的振る舞いによってどのように記述されるかを述べる。さらにフェルミ粒子やボーズ粒子といった異なる統計性をもつ粒子の集団的振る舞いの違いを示すことで、低温状態で現れる超伝導や超流動といった多彩な物性の発現を理解することを目指す。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31477
CAS-TC1200S1
全学自由研究ゼミナール (物理学汎論)
沙川 貴大
S1 S2
火曜5限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
1.相対性理論 時空の幾何学 慣性系と時空の対称性、ローレンツ変換・時間の遅れ・ローレンツ収縮、物理法則の対称性、一般相対論の入門など 2.量子物理学  ミクロな世界の法則 確率振幅、ヒルベルト空間、不確定性原理、シュレーディンガーの猫、量子暗号、エンタングルメント、ベルの不等式、量子テレポーテーション 3.統計力学 ミクロな要素からマクロな現象の理解 カノニカル分布、自由エネルギー、分配関数、フェルミ粒子、ボーズ粒子、超伝導、超流動など
授業の方法
板書とスライドによる対面講義。 ただし、初回(4月7日)のみ以下のアドレスでオンライン講義を行う。 https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/***** ミーティング ID: **********
成績評価方法
レポートによる。
履修上の注意
本講義は三名の教員が担当します(担当順に、齊藤英治教授・沙川貴大教授・ 村上修一教授)。