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最終更新日:2024年4月22日

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現代生物学

現代生物学/Modern Biology
現代生物学の目標は、生命現象の基本原理(普遍性)と多様性がどのような仕組みで生み出され、また、それらがどのような過程を経て進化してきたのか、という問題について、本質的理解を得ることにある。このため多様な生命現象を対象として、分子・ゲノム、オルガネラ、細胞、組織、器官、個体、集団に至るさまざまなレベルで研究がなされている。本講義では、今まさに進展しつつある最先端の生物学について、その基礎と発展を学ぶ。具体的には、理学部生物学科で人類学・動物学・植物学の各分野を担当する教員が、それぞれの専門研究分野について概説した後、当該分野の最新の研究成果を紹介し、今後、解決されるべき重要課題について講義する。この講義を通じて生物学の面白さを見出し、人類発展における生物学の意義を考えてもらうことを期待している。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31473
CAS-GC1E37L1
現代生物学
種子田 春彦
S1 S2
金曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
全部で13回の講義のうち、3回分は人類学〔生物学科のA系(人類学 Anthropology)に相当する〕、10回分は動物学と植物学〔生物学科のB系(基礎生物学 Basic Biology)に相当する〕に関する講義を行う。本講義はミクロからマクロに至る様々な生命現象に、分子生物学、細胞生物学、生理学、生態学、ゲノム科学、数理統計学など多種多様な方法論で挑む現代の生物学研究を取り上げる。講義日程(月日、担当教員、講義タイトル)は次の通り。初回はオンライン、5月3日はハイブリッドで開催するほかは対面で実施予定。 4月 5日(金)  種子田春彦(植物学)「植物の表面微細構造の機能と進化」  ※この回はオンラインで実施し、講義全体と成績評価についての説明を行う。 4月19日(金)  榎本 和生(動物学)「行動適応を駆動する感覚ゲーティングの神経基盤と生理的意義」 4月26日(金)  吉田 学 (動物学)「受精:精子が卵にたどり着くしくみ」 5月 3日(金)  久保 健雄(動物学)「昆虫の社会性行動の分子神経基盤とその進化」  ※この回はハイブリッドでの実施を予定。 5月10日(金)  上村想太郎(動物学)「1分子計測技術が拓く生命科学の展開」 5月15日(水)  鈴木 郁夫(動物学)「ヒトを対象とした生物学入門」 5月24日(金)  伊藤 恭子(植物学)「植物発生の分子機構」 6月 7日(金)  片山 なつ(植物学)「植物の形態多様性と適応進化」 6月14日(金)  土松 隆志(植物学)「植物の繁殖戦略の進化生態学」 6月21日(金)  吉田 大和(植物学)「細胞を駆動する分子メカニズム」 6月28日(金)  井原 泰雄(人類学)「ヒトと他の動物の文化」 7月 5日(金)  大橋 順 (人類学)「ヒトゲノムの多様性から探る人類の進化」 7月12日(金)  近藤 修 (人類学)「生物のなかのヒト」
授業の方法
講義
成績評価方法
出席点を重視し、期末の試験と合わせて評価する
履修上の注意
理学部生物学科の要望科目である。また単位取得者のうち、理学部生物学科を志望する学生には履修点2をつける。