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最終更新日:2024年4月1日
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全学自由研究ゼミナール (ブランドデザインスタジオ25 新しい「幸せ」のブランド (探求編))
ブランドデザインスタジオ25 新しい「幸せ」のブランド (探求編)
●プログラムについて
『正解のない問いに、共に挑む』特別教育プログラムです。参加者の皆さんが今後、広く社会一般で活用し得る「共創」の手法を「21 KOMCEE (理想の教育棟)」を舞台に、東京大学×博報堂ブランド・イノベーションデザインのコラボレーションにより学んでいただきます。全回、ワークショップ形式で行われ、現役の広告会社社員、ブランド・コンサルタントがプログラム・デザインおよびファシリテーションを担当します。参加者でプロジェクトチームを結成し、チームでテーマに関するリサーチと分析を行ってもらうことを予定しています。
【URL】http://www.bdstudio.komex.c.u-tokyo.ac.jp/*****
●テーマについて
みなさんにとって、「幸せ」とはなんでしょうか?
日本政府は2021年6月18日に閣議決定した「経済財政運営と改革の基本方針2021」の中で、これからの「政府の各種の基本計画等について、Well-beingに関するKPIを設定する」ことを表明しました。同日に発表された「成長戦略実行計画案」では「国民がWell-beingを実感できる社会の実現」を目指すことも述べられています。
背景には、2011年からOECD「より良い暮らし指標(Better Life Index)」を、2012年から国連が「世界幸福度報告(World Happiness Report)」を、それぞれ調査・公表し、2019年にはニュージーランド政府が「幸福予算」と訳されるウェルビーイング重視の予算編成を行うなど、世界的な「幸せ」や「ウェルビーイング」への注目の高まりがあるとされます。
私たちにとって非常に基本的なことがらでありながら、いま、改めて様々な議論がなされている「幸せ」や「ウェルビーイング(※)」。今回のブランドデザインスタジオは、この「幸せ(Well-being)」という概念をテーマとして取り上げます。 (※Well-beingは、直訳すると「善いあり方」。幸福、福利など様々な訳語があてられ、必ずしも「幸せ」と同一ではありませんが、この授業ではこの2つの言葉を検討・分析いただきたいと思います。)
参加いただく皆さんには、多様なリサーチや議論を通じて、「幸せ」を多面的に捉え直してもらいます。東京大学の研究者やみなさんの周りにいる若者など、さまざまな方をインタビューし、集めた情報を分析・統合し、「幸せ」について社会が抱える課題や生活者が期待する価値を深掘りしていただくことを予定しています。本授業における最終成果物として、「幸せ」についての、読み手を触発するクリエイティブな分析レポートを創出していただきたいと思います。授業終了後には、一般公開する形でプレゼンテーションをしていただく予定です。
なお、今年度の「ブランドデザインスタジオ」は、Sセメスター・Aセメスター通じて、「幸せ」をテーマとする予定です。Aセメスターでは、Sセメスターで制作した分析レポートに立脚し、「幸せ」に関する具体的な商品やサービスのアイデアを創造していただくことを予定しています。2セメスター通してのご参加を推奨いたしますが、Sセメスター・Aセメスターいずれかのみのご参加も歓迎します。
「幸せ」とは、何か? 根源的であり、かつ新しい、この問いにじっくりと向き合いたい。そんなあなたの参加をお待ちしています。
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