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最終更新日:2022年9月16日

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学術フロンティア講義 (人文社会科学の研究現場)

人文社会科学の研究現場
 本講義は本郷地区キャンパスに設置された社会科学研究所、史料編纂所、東洋文化研究所の本郷文系研究所が連携・協力して開講する、学部前期課程2年生を対象とした、研究擬似体験型の講義である。
 3研究所の教員が、それぞれの分野の研究者の立場から、研究へ向かう際の「問い」がどのように生まれるのか、「問い」をどのように育てて、研究という作品を作っていくのか、について解説する。具体的には各研究所で実際に研究をしている事例に直接・間接に触れることで、人文社会科学の研究を行う上での基本と醍醐味を学ぶ。
 講義を通じて、受講者は後期課程進学後のあらゆる専門教育で必要とされる、人文社会科学の研究に関する心構えや基本的な技法を身につけることを目的とする。文系、理系を問わず、将来研究者となることに関心を持つ学生にとって特に有益な授業である。

【参考 3研究所の概要】
史料編纂所:
古代から明治維新期に至る前近代日本史史料に関する研究所。史料編纂事業の歴史は古く、塙保己一が江戸幕府の援助を得て創設した和学講談所にまで遡る。附置研究所としては1949年に設置。国内外に所在する各種史料の蒐集と分析を行い、これを史料集として編纂・公開する研究事業を通じ、広く日本史研究に寄与することを目的とする。

東洋文化研究所:
「東洋文化に関する綜合的研究」を目的として、1941年に創設されたアジアに関する専門研究所。調査の対象は研究者によって多様だが、アジア全域にわたるそれぞれの対象地域について、資料調査と現地調査に基づき、政治、経済、宗教、歴史、考古、文学、美術など、さまざまな角度から、日々精力的に研究を進めている。

社会科学研究所:
敗戦後の東京大学再生のための最初の改革として、南原繁総長(当時)のイニシアティヴによって1946年に設置。戦時中の苦い経験の反省のうえにたち、「平和民主国家及び文化日本建設のための、真に科学的な調査研究を目指す機関」として構想された。法学・政治学・経済学・社会学の4つの社会科学のディシプリンを総合して研究を進めている。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31455
CAS-TC1100L1
学術フロンティア講義 (人文社会科学の研究現場)
丸川 知雄
S1 S2
金曜5限
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教室
その他(学内等) シラバス参照
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
ガイダンス(4/8 16:50〜18:35 オンライン) 各研究所の幹事(社研・丸川知雄、史料・松方冬子、東文研・藏本龍介)より各研究所の紹介し、授業の進め方についてのガイダンスを行い、それぞれの研究現場での経験について語る。 社会科学研究所(4/15、4/22、5/6  16:50〜18:35@オンライン) 講義担当教員:中林真幸(4/15)、平島健司(4/22)、藤谷武史(5/6) 丸川知雄(幹事)  社会科学研究所が担当する講義では、経済学、政治学、法学の分野における「問い」の立て方とその解明について解説する。今年度は、福祉国家、ドイツ政治、および日本の財政問題について取り上げる。今日的な問題に対して学問がどのような切り口を見せることができるのかを見てほしい。 史料編纂所(5/20, 5/27, 5/30 16:50〜18:35@オンライン) 講義担当教員:菊地大樹(5/20)、山家浩樹(5/27)、稲田奈津子(5/30月曜) 松方冬子(幹事)  現在、歴史学は、おそらくほかの研究分野もそうであるように、さまざまな変化に直面している。3回の講義では、史料編纂所の教員が直面している現状と、そこから見えてくる課題を紹介する。史料編纂所では、調査による史料情報を多くの研究者が使える形にすること(=「研究資源化」)に取り組むと同時に国際的な共同研究も行っている。そうした活動を通して見られる、日本の地域社会の変化、世界的に進む史料のオンライン公開、現代日本社会の「常識」の克服といった問題を取り上げる。学生諸君とともに考えていくような授業を目指したい。 東洋文化研究所(6/3, 6/10, 6/17, 6/24 16:50〜18:35@オンライン) 講義担当教員:佐藤仁(6/3)、菅豊(6/10)、Christopher Byron-Gerteis(6/17)、馬場紀寿(6/24) 藏本龍介(幹事)  東洋文化研究所では、アジアに関する文献資料、造形資料、調査資料などさまざまな形態の資料の中から、当該年度の担当教員が普段の調査で扱っている資料を取り上げ、資料の特性、収集・整理方法、内容の把握、読み解き方、研究への活用方法を説明した上で、そこから得ることができた知見について議論し合う。こうした調査活動を通じてアジアを身近に感じ、最先端のアジア研究における多様な調査方法を学ぶことを目的とする。 総括討論(7/1, 7/8 16:50〜18:35対面授業)  各教員の講義を通じて学んだことを議論する。そのうえで各受講生が発表を行い、それをめぐって議論する。
授業の方法
 受講者はまずガイダンスで3研究所の研究内容にふれた上で、各研究所の研究者からオムニバス形式で講義を受ける。講義はオンラインにより講義と質疑応答で構成され、受講者には積極的な発言が期待される。講義の最後の2回は再び対面で行い、3研究所から幹事の研究者が参加し、総括討議を受講者も含めて行う。  受講者には、各研究所のオムニバス講義が完了するたびに、計3回のレポート提出および総括の回での発表が求められる。3回のレポートに対しては各研究所からリプライを行う。受講者は特に事情がない限り、13回の全講義の受講が求められる。
成績評価方法
出席状況とレポートの内容によって、合否の評価を行う。 レポートは各研究所のパートが終了するごとに1本ずつ提出する。分量はそれぞれA4で1枚程度 ★第2回~第4回の授業に関するレポート 提出〆切:5月12日(木)正午 提出先:丸川 ***** ★第5回~第7回の授業に関するレポート 提出〆切:6月6日(月)正午 提出先:松方 ***** ★第8回~第11回の授業に関するレポート 提出〆切:6月30日(木)正午 提出先:藏本 *****
履修上の注意
履修予定者は4月8日のガイダンスに必ず出席すること。