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最終更新日:2024年3月15日

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初年次ゼミナール理科

化学システム工学を理解して、地球温暖化に挑む
「持続可能な社会」を実現するためには地球温暖化問題を克服しなければならない。
既に地球温暖化による影響は各所に見られるようになってきたが、依然としてCO2をはじめとする温室効果ガスの排出量は増え続けているのが現状であり、危機的状況にあるといっても過言ではない。この問題に取り組むにあたって、特にサイエンス&テクノロジーの役割は大きい。中でも“化学システム工学”は重要なキーであり、本授業では地球温暖化問題解決に向けた化学システム工学の果たしうる役割を学んでもらう。

化学システム工学とは、「プロセスを合理的に設計する」ための学問である化学工学を基盤に、地球、社会、環境、安全など幅広い視野からシステマチックに大きな対象をとらえる学問である。本授業では現実を踏まえた幅広い視野から地球温暖化問題をシステマチックに深く探求する。このアプローチこそが、現実の問題解決への具体的なビジョンを示す可能性をもっている。

1年生の少人数クラスでの議論を通して、正解が明らかでない問題について考える力を養うことを目的とする。この授業を通じて、地球温暖化は食い止めることが可能である、という具体的なアイデアを提案してもらいたい。意欲のある学生を歓迎する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31446
CAS-FC1520S1
初年次ゼミナール理科
脇原 徹
S1 S2
月曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
第1週がガイダンス、第2週が共通授業(検索実習の共通講習を含む)、 第3- 13週が個別授業となります。 1. ガイダンス 2. 共通授業 3. 地球温暖化問題の基礎 持続可能な社会を実現するために検討すべき課題の提示、議論 4. 移動速度論概論、グループ作業:課題に関する科学的検討 5. 成果発表:課題の検討結果の報告、討論 6. 温室効果ガス(CO2)の排出源に関する課題の提示、議論 7. グループ作業:課題に関する科学的検討 8. 成果発表:課題の検討結果の報告、討論 9. 温室効果ガス(メタン、亜酸化窒素)の排出源に関する課題の提示、議論 10. グループ作業:課題に関する科学的検討 11. 成果発表:課題の検討結果の報告、討論 12. 総合討論のための課題の提示、議論 13. 総合討論、授業アンケート
授業の方法
二酸化炭素排出量の削減、化石燃料依存からの脱却、再生可能エネルギーの導入、原子力発電に関する議論等の「持続可能な社会」を目指した取り組みが声高に叫ばれる昨今ではあるが、様々な要素に関する持続可能性について科学的観点から検討し、「持続可能な社会」について考える。授業では、グループによるテーマ設定、討論、発表を行う。 授業計画に記載した内容を勉強していきますが、予定通りに進まないことも多く、多少前後することもあります。
成績評価方法
初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。
履修上の注意
学生主体で授業を進めるため、特別な事情等で欠席せざるをえない場合は、事前に必ず教員に連絡してください。