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最終更新日:2025年4月1日

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文理融合ゼミナール(身体と芸術)

人は生きて何を遺すか:コミックス・アニメーション・ゲーム・AI と モノづくり
モノを創り出す己 としての 自分を 経験的、体感的に掴み取る。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31445
CAS-IC2420S1
文理融合ゼミナール(身体と芸術)
伊東 乾
S1 S2
火曜6限
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講義使用言語
日本語、英語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
私の父は生きていれば今年100歳になる。80年前、本学経済学部から学徒兵として出陣、関東軍に配属され満州で終戦直前から、予想しなかったソ連軍と交戦、捕虜となりシベリアで油田開発の強制労働に投じられ病気となったおかげで復員でき、私も生まれた。なぜこんなことを書くかというと、100年前、旧制期の学生は男女を問わず「詩歌・句」を詠んだ。特に男子は国民皆兵だったので幾つも辞世の句を詠んだ。このコマは2016年、俳句の金子兜太さん(1940年経卒)と映画監督の高畑勲さん(1959仏文卒)のお二人をお引き合わせした際、今の東大生は「辞世」が詠めるか? あと数日の命と知ったとき、何を創り出し、何を遺すだろう、といった重い話をした際に、こういう授業があったらよいだろう、とブレインストームして考えた。「何かを創る」以上のことは敢えて決めないが、前学期は「コミックス編集者」を希望する者が多かったので、集英社・少年ジャンプ編集長OBなど編集者、桐木憲一氏などコミック作家との場を持ち、単に考えるだけではなく手を動かすモノづくりにアプローチするようにした・・・が、どの程度出来たものか。今学期はもう一歩進んだ領域に進められたらと思っている。
授業の方法
本コースの様な内容を、本学はジュニア入試で出題、セレクションしておらず、当然ながら学生の粒は揃わない。もっとも準備がない学生を置いてゆかないように考え、最初の2回 who's who ののち、まず試しに作るものについて履修者協働で手を動かし、その過程で文系、理系双方のテーマで 各自の取り組みたいものを見出し、身の丈からちょっとだけ背伸びしたものが作れたら、といった形でゼミナールを進める
成績評価方法
実習への参加と 成果物の提出
履修上の注意
実際に手を動かすことに興味がある人を歓迎する