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最終更新日:2025年4月1日
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文理融合ゼミナール(認知と芸術)
芸術と感覚することのリバースエンジニアリング
この授業は、「芸術」について実践を通して学ぶ授業です。
ところで「芸術」とは何でしょうか。しばしば「芸術」は「我々が(あるいは芸術家が)、その思いや伝えたい事柄を、絵画・彫刻・音楽などを通して「表現」することなのだ」と、大変素朴に言われることがありますが、この授業ではそのようには考えません。むしろ私たちがそのような「表現したいこと」に辿り着く以前の段階、すなわち何かを感覚したり思考したりすること、その基盤(インフラストラクチャー)を作り出す行為として「芸術」を考えてみたいと思います。
「感覚や思考のインフラを作り出す行為としての芸術」について実践を通して接近するために、この授業では、私たちが身の回りのモノやコトに接することで生じる「何かを感じたり考えたりする」という経験の身も蓋もない即物的な「現実」を出発点に、そのような「現実」を作り出しているモノやコト、あるいは私たちの身体感覚に対して、リバースエンジニアリング的に観察・解体し、さらにリバース・リバースエンジニアリング的に再構成することで、各自が新たに「芸術」を作り出す経験(芸術家になる経験)を得ることを目指します。
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