学部前期課程
HOME 学部前期課程 社会科学ゼミナール(法・政治)
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2025年4月21日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

社会科学ゼミナール(法・政治)

人はなぜ納税するか
《人はなぜ納税するか》は、単純な損得勘定だけでは説明できません。というのも、税務調査で不正が見つかる確率は低く、罰則や加算税などのサンクションだけでは、「納税したほうがトク」という計算にならないからです。こうして、納税行動については、社会規範や制度的要因など、実にさまざまな説明が試みられてきました。古今東西の驚くべき経験が蓄積しており、注目すべき実証研究が日々量産されています。
このゼミでは、納税協力(tax compliance)に関する基本的な英語文献を「会読」します。社会科学の英語をじっくり読み解く訓練にします。同じテクストを対象にして自由闊達にあれこれ議論する経験は、大学生活らしい愉しいものとなるでしょう。
このような作業を通じて、より一般的に、《人はなぜ法を遵守するか》、《社会秩序はどのようにして生まれるか》、《どのような場合に国家は失敗するか》といった問題について、考えていきます。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31427
CAS-IC2110S1
社会科学ゼミナール(法・政治)
増井 良啓
S1 S2
水曜5限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
第1回 ガイダンス(完全オンライン) 第2回以降 英語文献会読(教室での対面のみ)
授業の方法
文献会読とグループ討議の組み合わせ。
成績評価方法
平常点によります。無断欠席の場合、単位取得はできません。
履修上の注意
予備知識は不要ですが、対面受講可能な方のみ履修可。 参加希望者は、「関連ホームページ」掲載のインタビュー記事を読み、考えたことを、記事の内容と関連させながら文章にまとめてください。400字前後の文章をWordファイルにまとめ、itc-lmsの「課題」欄の「初回レポート」にアップすること。締め切りは4月8日正午。希望者が12名を超えた場合は選抜を行い、4月9日正午までにitc-lmsに掲示します。
実務経験と授業科目の関連性
担当の増井は法学部・法科大学院で租税法を講じています。第一線で活躍する弁護士との交流も多く、各種審議会や国際機関との情報交換も密接です。その自然な流れで、理論と実務の架橋を意識したゼミになります。