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最終更新日:2024年4月22日
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環境・エネルギー工学基礎Ⅰ
化学システム工学入門 -次世代社会のための化学と材料-
本科目では、化学システム工学の基本的な考え方を理解するために、人間社会が直面している課題(エネルギー、気候変動、環境汚染、安全とリスク、超高齢化社会など)を取り上げながら、化学システム工学の方法論がどのような解決策を提示できるのかについて講義と議論を行います。
特に、エネルギー変換化学、環境化学、安心安全工学、医用工学の4つの分野を取り上げ、各分野で最先端の研究を行っている工学部化学システム工学科の教員が講義を行います。
【テーマ】
エネルギー変換化学:再生可能エネルギー変換からの燃料・化成品合成、光触媒と水素
環境化学:化学と環境課題、大気環境、水環境
安心安全工学:化学と環境課題、大気環境、水環境
医用工学:医療と工学の接点、人工臓器・再生医療、ドラッグデリバリー
【化学システム工学について】
化学とは物質の性質、構造ならびにこれら相互間の反応を研究する自然科学の一部門です。物質を扱う限り、化学的な視点(化学反応、エネルギー、材料)が不可欠であることはいうまでもありません。一方、現実の環境問題やエネルギー問題などに取り組もうとすると、化学の知識だけでは不十分であることがわかります。なぜならば、我々が直面している課題は、様々な要因が絡みっており、複雑な様相を呈しているからです。このようなときには、対象を要素から構成されるシステムとしてとらえるシステム的アプローチが大きな力を発揮します。
化学システム工学は、人類の直面する様々な課題に対して、化学的な視点に立脚しながら現実的な最適解を提示するための学問です。
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