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最終更新日:2025年4月21日

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歴史社会論

ブリテン革命と近世ヨーロッパ
1649年の出来事を何と呼ぶか。これはイギリス史(世界史)の大問題である。高校世界史で長らく採用されてきた「ピューリタン革命」は、英語圏では使われなくなって久しい。

本講義では、近年注目を集めている「三王国戦争」としての「ブリテン革命」論を出発点に、ブリテン諸島の人びとが17世紀なかばのこの激震をどう生きたかを、広く近世ヨーロッパ史のなかで再検討する。その際、国制の転換といった政治史だけでなく、文化史・社会史的な広がりや、Brexitに揺れる現代社会における連合王国の位置づけにも目配りし、過去と現在を歴史的に考える目を養うことをめざす。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31295
CAS-GC1B51L1
歴史社会論
後藤 はる美
S1 S2
月曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
第 1回:イントロダクション――イギリスとは何か 第 2回:三十年戦争とブリテン――木版画から見る 第 3回:チャールズ1世と三王国――ブリテン複合王政と礫岩のようなヨーロッパ 第 4回:長い宗教改革とヨーロッパ――カトリックとプロテスタント 第 5回:宗教改革と地域社会――ピューリタニズムと感情 第 6回:スコットランドと革命――「契約する人びと」/「厳粛なる同盟と盟約」 第 7回:アイルランドと革命――1641年 第 8回:デジタル史料と歴史学 第 9回:ペーパー・ウォ― 第10回:イングランド革命――「王の二つの身体」 第11回:三王国戦争 第12回:「人びとの革命」――ピューリタン革命? 第13回:まとめ ※授業外の時間に各回15分の質問対応の時間をもうける。詳細は授業中に指示する
授業の方法
授業はパワーポイントと配布資料を用いて実施する。 授業の進行に従って、リアクションペーパーやレポート等を通じて理解度を適宜確認する。
成績評価方法
平常点(50%)と期末レポート(50%)によって評価する。
履修上の注意
必須条件ではないが、高校世界史B程度の知識を有することが期待される。