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最終更新日:2024年10月18日

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自然現象とモデル

自然現象とモデル
授業の目標、概要:自然科学では様々な現象のモデル化を行い、観測結果とモデルに基づいた計算結果を比べることで、モデルの成否を判断し、良いモデルは科学理論として受け入れられる。本講義では、物質の性質、すなわち物性科学にテーマを絞り、自然現象がモデルによっていかに説明されるか学んでもらう。

例えば、リニアモーターカー、スーパーコンピューター、量子通信技術といった最先端の科学技術は,物質の性質,例えば電気伝導度,比熱,屈折率,磁性などを巧みに制御することによって機能している。これらの性質は、物質中のの電子の応答の結果である。

しかし、物質中の電子は、莫大な数があり、直感の通じない量子の世界にあるため、物質の性質と電子応答を関係づけるのは困難である。このため、電子の応答を上手にモデル化し、また多数の粒子に特有な現象をモデル化することで、物質の性質と電子の応答の関係を解説する。

本講義は、統合自然科学科・物質基礎科学コースの物理・化学の教員により行われ、実験を専門とする教員は演示実験を取り入れ、理論を専門とする教員はエレガントな学問体系や理論モデル、コンピュータを利用した先端的な科学について分かりやすく解説する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31259
CAS-GC1E61L1
自然現象とモデル
長谷川 宗良
S1 S2
金曜5限
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講義使用言語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
以下の内容を計画している(順番および内容は変更になるかもしれません)。 物質の磁性 スピントロニクスとスピン流 半導体と金属の伝導 半導体とデバイス応用 コンピュータと自然科学 ガラス レーザー冷却と極低温量子気体 量子シミュレーション実験 見えないものを見る分光学 先端分光学 時間分解分光
授業の方法
講義・演示実験・演習など
成績評価方法
出席およびレポート
履修上の注意
特になし。