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最終更新日:2025年4月21日

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言語態理論

文学理論への招待
【目標】
 この授業では、構造主義以降の文学理論に関する基礎的な知識を得ることを目的とする。また授業で得た理論的知識を使って、文学作品を分析し、その批評を自分の言葉で書けるようになることを目指す。
【概要】
 最近の文学や文化をめぐる議論では、西欧中心の世界観から西洋以外の地域も含めた本来の意味での世界的視野の獲得へと認識の地殻変動が進んでいる。世界には様々な言語で書かれた文学作品があり、それ故に多様な文学を水平に捉えるためにはある一定の共有された語り方が必要となる。その語り方こそが、理論である。
 この授業では、前半で構造主義以降の理論の流れをたどりながら分析のためのツールを、後半では文学作品の多様性、固有性を掴んでいくための姿勢を学んでいく。また、そこで得た知識を応用するために中間レポートと期末エッセイで具体的なテクストと向き合ってみる。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31000
CAS-GC1A16L1
言語態理論
逆井 聡人
S1 S2
木曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
第1回導入 「文学とは何か?」 第2回学問としての「文学」と批評 第3回記号学と構造主義 第4回作家とテクスト 第5回「トカトントン」分析 「解釈は道徳的でなければならないのか?」 第6回エドガー・アラン・ポー「楕円形の肖像」をめぐる議論 第7回精神分析批評 第8回ポスト構造主義と脱構築 「”人間性”を問い直す」 第9回フェミニズム/ジェンダー批評 第10回権力の構造:フーコー 第11回ポストコロニアル批評 第12回大江健三郎「飼育」論の検討 第13回文学理論とは何か ※授業の前あるいは後に15分程度の質疑応答時間を設ける。 あわせて、ITC-LMSを通じたオンラインの質問や議論にも応じる。
授業の方法
授業は以下の通りに構成される。 講義(30-45分)/グループ議論(20-30分)/全体議論(15-20分)/コメントシート作成(5-10分)
成績評価方法
平常点 30% 中間レポート 30% 期末エッセイ 40% [エッセイの評価基準] - 授業で扱った批評理論の基本事項を理解しているか - ポイントの羅列でなく、一貫性のある議論になっているか - 独創的な読みができているか
履修上の注意
リーディング課題は随時配布。授業までに必ず目を通すこと。 授業後には示した課題について次の授業までにまとめてくること。