学部前期課程
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最終更新日:2024年4月22日

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生態学

生態学
生態学は、身近な環境での生き物の生活史から、地球レベルでの生物圏の挙動や物質循環に至るまで、広いスケールを対象にする。同時に、個体内の遺伝的多様性、個体レベルでの種多様性、個体群(集団)や生物群集の動態と多様性、そして物質循環とエネルギー流を示す生態系に至るまで、多段階の階層性を持つことになるので、生態学の理解は多岐に渡り、一筋縄ではいかない面がある。しかし、それが自然界で生活している生き物と生態系の実態であり、生態学を学ぶ面白さでもある。
 本講義の初回は生態学とはどのような学問かを紹介した後、前半(担当、鈴木)には主に植物生態の視点から、日本の自然の特徴/環境と生物の応答/環境条件と生物群集/陸域のバイオーム/生態系での物質とエネルギーの流れ/土壌の生態学などを解説する。後半(担当、土畑)には、生物群集と多種共存の機構/生物の個体数変動/自然選択と生活史の適応進化/性選択と血縁選択/種間の相互作用と共進化/生態的過程と進化的過程の相互作用などを解説する。
 全体として、基礎科学としての生態学だけに留まらず、人間社会との接点に位置する自然環境や生物多様性の保全、そして生態系への人為的負荷と地球環境への視点など、応用的な側面も併せて講義する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
30830
CAS-GC1D13L1
生態学
鈴木 準一郎
S1 S2
木曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
第1回 生態学とは? ―ガイダンス ―前半担当・鈴木― 第2回 日本の自然の特徴 第3回 環境と生物の応答 第4回 環境条件と生物群集 第5回 陸域のバイオーム 第6回 生態系での物質とエネルギーの流れ ―後半担当・土畑― 第7回 生物群集と多種共存の機構 第8回 生物の個体数変動 第9回 自然選択と生活史の適応進化 第10回 性選択と血縁選択 第11回 種間の相互作用と共進化 第12回 生態的過程と進化的過程の相互作用
授業の方法
スライドを映写し、それを資料として配布し解説するが、時々教員の方から質問を発することもある。 【4月10日追記:オンライン化への対応】スライド映写はzoomの画面共有機能を用いるが,受講者の接続状況に鑑みて,別途資料をダウンロード可能にしておく.
成績評価方法
2020/07/12更新 【方式について】厳密な「定期試験」ではなく,時間制限のある課題とお考え下さい.資料の参照は,講義資料・その他資料含めて,すべて可とします.ただし,本講義資料以外の資料(書籍やウェブサイト)を参照した場合には「出典を明記」してください(同一文面の解答が同一資料の参照なのか不正行為なのかを識別します).ソースが特定できる形になっていれば様式は任意です. 【進行について】7月16日16:50に通常のzoomミーティングルームに集合してください.接続等を確認したうえで,規定時刻よりITC-LMS上に問題を提示・制限時間内に解答する流れです(当日が試験日となっている科目数を勘案してITC-LMSを選択しました). 接続に問題が生じ解答続行が困難になった場合には,まずその旨電話連絡ください(連絡先は当日告知します).別の送信場所を提示します.提出時間はITC-LMSでの制限時間に準じるものとします. 【評価について】講義初回より告知の通り,7/16の課題への解答をもって主評価対象とします.ミニレポートや課題等,毎週の出席状況を確認できる資料については,主評価で差がつかない場合の参考資料とします.基本的には7/16の解答で十分な評価が可能な課題を準備しています. 上記に関して疑義がありましたら,土畑(*****)までメールをください.
履修上の注意
授業中に指示する