学部前期課程
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年4月22日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

情報α

深層学習の基礎と数理
**トピックについて**
深層学習(ディープラーニング)は、近年発展著しいAI(人工知能)技術の中核を為す技術である。この技術は高い性能と汎用性を持つことから、自動運転や新薬創造などの社会の多くの領域に応用され、それぞれの分野で革新的な成果を出すことが期待されている。
また、この深層学習のメカニズムを理解するために、数学をベースにした理論も急速に発展している。AI技術を効率的に制御・理解するためには、これらの理論の発展が必要不可欠である。

**講義の目標**
この講義の目的は、以下の三つである。
1. 基礎的な情報の技術・社会的側面について学ぶ。
2. データ解析の基礎を理解し、その一ツールとしての深層学習の使い方をプログラミング演習を通して学ぶ。
3. 深層学習の理論を、数学演習を通して学ぶ。

**講義の概要**
最初の数回で、基礎科目「情報」に該当する内容を速習する。加えて、各回の講義の中で随時「情報」の内容をカバーする。
その後、機械学習の問題設定の基礎を学び、pythonを用いた演習で深層学習の実装を行う。後半では、数学的な理論を学び演習を通して定着を図る。
前半での演習ではpythonを使うスキルが必要だが、知識は授業中に身につける前提で、意欲さえあればこれまでの経験は問わない。

**システム**
受講者数を20名程度に制限するので、ガイダンス時(4月10日(水)6限、Zoom開催)にプログラミング・数学などに関する基礎学力の確認と学習意欲に関する調査を行う。その結果、一週間以内に、第二回以降の受講対象者の学生証番号を正門横掲示板もしくはオンライン上に発表する。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
30810
CAS-FC1300L1
情報α
今泉 允聡
S1 S2
水曜6限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
31026
CAS-FC1300L1
情報α
今泉 允聡
S1 S2
木曜6限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
第1回:ガイダンス(4月10日(水)6限、Zoom開催) ミニテストとアンケートによる選抜を行う。 ※水曜・木曜どちらを履修する場合でも、ガイダンスは4月10日(水)であることに注意 https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/***** ミーティング ID: ********** 第2回〜第7回:深層学習入門 深層学習の基礎を学び、pythonを用いて深層学習の実装を行う。 キーワード:多層ニューラルネットワーク、確率的勾配降下法、畳み込み層、深層生成モデル、など。 第8回〜第9回:情報速習 基礎科目「情報」の内容を速習し、また機械学習などデータ分析技術と情報化社会との関連について学ぶ。 キーワード:情報の表現・符号化・伝達、データモデルと計算モデル、問題解決とアルゴリズム、など。 第10回〜第11回:グループワーク・実践プロジェクト 興味があるトピックごとにグループに分かれ、深層学習技術の調査や実装を行う。 また実装したものについて互いに成果を発表し、その内容について議論する。 第12回〜第13回:深層学習の数理 深層学習の理論を学び、数学演習を行う。 キーワード:普遍近似、汎化誤差、非凸最適化、など。
授業の方法
プログラミングは教室のコンピュータを使う。 その他の座学や数学演習は板書・スライドを用いた講義形式で行う。
成績評価方法
学期中と期末に課すレポートおよび出席状況をもとに評価する。
履修上の注意
アドバンスト理科の基礎科目「情報α」を履修するには、ガイダンス時に行われる選抜試験等を受けて合格する必要があります。詳細はhttp://kis.c.u-tokyo.ac.jp/*****から確認してください。合格した場合に、対応する基礎科目の代わりに アドバンスト理科の基礎科目「情報α」を受講することになります。 アドバンスト理科の基礎科目「情報α」の単位と成績は、対応する基礎科目「情報」の単位と成績として認定されます。つまり、「情報α」の単位と成績は、「情報」の単位と成績として認定されます。