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最終更新日:2025年3月17日

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世界史論

世界史構想の世界史
本授業では、主に19世紀以降の世界史を構想した歴史家を扱います。様々な歴史家の紹介を通して、世界史という構想がヨーロッパを中心にどのように展開し、その構想が植民地主義に結びついていったのかを考察します。回によっては、植民地東南アジアで構想された歴史観も検討します。また、帝国日本の末期と平和国家日本の初期にも興味深い世界史構想がなされていますので、それらも扱います。さらに、20世紀末~21世紀にかけて、日本の歴史学は、誠実さや厳密さを追求していくあまり、世界史構想が減退していったのに対して、とりわけヨーロッパやアメリカにおいては、個々の歴史家が世界史構想を行っています。日本で学究を行うに際して、この違いについても考えていきます。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
30802
CAS-GC1B54L1
世界史論
岡田 泰平
S1 S2
木曜1限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
各回の計画はガイダンス時に示します。13回しか授業ないので、以下の全てを扱うわけにはいきませんが、一応挙げておきます。 ヘロドトスとトゥキュディデス 司馬遷 イブン・ハルドゥーン ランケ マルクスとエンゲルス トクヴィルからフレデリック・ターナーまで シュペングラー トインビー 津田左右吉 鈴木成高等の京都学派 上原専禄 フェルナン・ブローデル エリック・ホブズボーム イマニュエル・ウォーラーステイン クリストファー・ベイリー ウィリアム・マクニール ジャレド・ダイアモンド ニーアル・ファーガソン 岩波講座 世界歴史 第二期(1998-2000年)、第三期(2021-2023)
授業の方法
基本的には授業に来てもらい、講義を聞き、リアクションペーパーを書いてもらうということになります。文献紹介は以下のHP上で行います。
成績評価方法
平常点(リアクションペーパー)と期末テスト
履修上の注意
木曜日1時限目ですが、早起きして頑張ってください。熱心に書かれたリアクションペーパーを期待しています。およそ、リアクションペーパーに対するコメントから各回の授業を始めます。