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最終更新日:2024年4月22日

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古典日本語

古代日本語概説
主として、奈良時代から平安時代盛期にかけての、古代日本語の歴史を扱う。
日本語史研究は、資料に語らせる学問である。従って、日本語史研究にあたって最も重要な前提知識は、日本語史の証人となりうるような資料にはどのようなものがあるか、それぞれの資料は証人としてどのような特質を持っているか、資料から証言を引き出す方法はどのようなものであるか、といった点に関することである。それを理解することがこの講義の第一の目標である。
講義形式によって進めるが、毎回、重要な日本語史的事象と共に、それに関わる具体的資料を取り上げる。可能な限り、授業ではそうした資料を受講者と共に読解する時間を設けたい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
30800
CAS-GC1Ly1L1
古典日本語
矢田 勉
S1 S2
月曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
第1回 日本語史とはどのような学問か(総論) 第2回 上代特殊仮名遣と万葉仮名:古事記 第3回 上代特殊仮名遣の音韻論的解釈:万葉集 第4回 母音調和・名詞の活用・用言の活用:万葉仮名文書 第5回 上代語から中古語へ:訓点資料 第6回 訓点資料と中古語語彙:古辞書 第7回 平安時代の音声・音韻(1)母音:韻学書 第8回 平安時代の音声・音韻(2)子音:片仮名文 第9回 古代語音声・音韻体系の揺らぎ:初期平仮名文 第10回 平安時代語の文法構造:仮名文学 第11回 古代日本語と漢字音:字音資料 第12回 古代日本語のバリエーション:和歌資料 第13回 古代の書き言葉の世界:古記録
授業の方法
リアルタイム・オンライン形式の講義で行う。
成績評価方法
平常点及び期末レポートによる。平常点には、必要に応じて学期中に課す課題の評点を含む。 成績評価は厳格に行う。
履修上の注意
高等学校で学習する程度の古典文法については、十分に理解していること。