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最終更新日:2024年4月22日

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世界史論

中央ユーラシアの諸帝国──モンゴル帝国と近世帝国
 近代以前の世界史の主な舞台となってきたのはユーラシア大陸である。その内陸域すなわち中央ユーラシアに住まう遊牧民とオアシス民こそが、世界の各地域を結びつけるとともに、地域を超えて世界史を動かしてきた。本講義では、東西交渉史の枠組みや、「中国やヨーロッパの周辺の異民族」といった見方からではなく、中央ユーラシアに視座を置いたユーラシア世界史の観点に立って、その最高潮期であるモンゴル帝国とそれに続くティムール帝国〜大清帝国などの諸国家について概観する。それを通して、世界史理解の刷新をはかるとともに、「帝国」「国民国家」という国家形態についても理解を深める。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
30798
CAS-GC1B54L1
世界史論
杉山 清彦
S1 S2
水曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
概要は以下を予定している。 1)中央ユーラシアとは何か 2)遊牧国家とオアシス国家 3)トルコ化とイスラーム化 4)中央ユーラシア型国家の時代 5)モンゴル時代の大統合 6)モンゴル帝国と大元ウルス 7)モンゴル諸政権と北元 8)ティムール帝国 9)オスマン帝国 10)サファヴィー帝国 11)ムガル帝国 12)大清帝国 13)ジューンガル帝国 14)中央ユーラシアの「周縁化」 15)「帝国」から「国民国家」へ
授業の方法
 講義形式で進める。進度に応じて小テスト・アンケートなどを実施し、理解度の確認や質問・意見の聴取を行なう。
成績評価方法
 期末の論述試験を主とし、講義中随時課す小テストなどを加味して判断する。
履修上の注意
 高校世界史B程度の知識を有することを前提に進めるが(条件ではない)、参考文献を適宜紹介するので、不明の点は各自自習を心がけること。その他諸注意は初回講義時に指示する。