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最終更新日:2025年10月17日

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現代物理学

いま、物理学はどこをめざしているのか?
物理学は、ひとことでいえば自然界の万物を系統的に理解する体系を紡ぎだそうとする学問である。そのため対象は、我々が扱うことができるあらゆる事象にまたがる。教養学部の基礎科目である力学、電磁気、熱力学はいわゆる古典物理の範疇にあたるが、20世紀から現代にわたる100年余にわたって物理という学問は大きく進化し、多種多様な技術の発展とともに尖鋭化していった。
特に機械学習、人工知能、量子計算など、ここ10年の間に急速に社会に浸透した考え方は、物理と他の分野との境界がわからなくなるほどの混沌をもたらしている。
本講義では、前半で統計力学のダイジェストからはじまり相転移、機械学習や人工知能のモデルまで広がる一つの流れについて紹介する。後半では、量子力学のダイジェストから始まり、固体のバンド理論、現代の技術が実装をめざすトポロジーの物理、そして、まだわずかしかわかっていない量子的に乱れた状態、量子状態の記述まで至る、もう一つの道筋を紹介する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
30772
CAS-GC1E16L1
現代物理学
堀田 知佐
S1 S2
水曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
第1回:現代物理学へと至る道程~歴史が教えてくれること(オンライン) 第2回:2024年のノーベル物理学賞は何だったのかを振り返る 第3回:統計力学速習ーミクロとマクロをつなぐ理論体系 第4回:ミクロは同じなのにマクロは全く異なる現象ー相転移 第5回:ものごとを二つに分離できるできない相転移ーGardner volume 第6回:思い出すという現象の数理モデルーHopfield model 第7回:例題から学ぶという現象の数理モデル ーBoltzman machine 第8回:量子力学速習:状態を波として記述する 第9回:物質とバンド理論 第10回:トポロジカルなバンド 第11回:特異な量子状態1:マヨラナ粒子と端状態 第12回:特異な量子状態2:トポロジカル秩序とスピン液体 第13回:量子多体状態をどう記述するか?行列積とエンタングルメント 前半は福島、後半は堀田が担当する。内容の進度や受講者の興味に応じて内容が多少変化することがある。
授業の方法
講義は基本、板書で行う。
成績評価方法
レポートを前半と後半で2回分課す。
履修上の注意
簡単な線形代数、基本的な行列操作、固有値問題などを独習でもいいので軽く知っていることが望ましい。