学部前期課程
過去(2021年度)の授業の情報です
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2025年4月21日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

歴史Ⅱ

日本の中世社会
現代歴史学の流れは、1970年代前半までの戦後歴史学の時代、70年代後半から80年代の社会史の時代を経て、現在はさしずめグローバル・ヒストリーの時代にあるといえようか。この間に日本中世史研究も関心や視点、方法等をさまざまに変化させてきたが、大きくいえば、日本の中世社会を分裂的、多元的な社会とみる学説と統合的な社会とみる学説を両極として、その間を揺れ動いてきたようにみえる。この授業ではこれまでの研究成果や論争史をふまえながら、日本の中世社会の特質を日本史全体の流れのなかで、あるいは東アジア諸地域との比較において整理・究明するとともに、今後の研究の進むべき方向性についても模索してみたい。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
30593
CAS-FC1732L1
歴史Ⅱ
桜井 英治
S1 S2
水曜1限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
第1回 序論―現代歴史学の歩み 第2回 中世日本の時間的布置1―時期区分論 第3回 中世日本の時間的布置2―歴史の周期性 第4回 中世日本の空間的布置―比較史的考察 第5回 イエ支配の独立性 第6回 法の多元性 第7回 職と荘園制 第8回 市場経済と贈与経済 第9回 身分と役 第10回 中世人のライフサイクル 第11回 宗教的世界観 第12回 村町共同体の成立 第13回 まとめ
授業の方法
講義形式で行う。
成績評価方法
学期末のレポートで評価する。
履修上の注意
高校日本史を習得していることが望ましいが、必須ではない。