学部前期課程
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最終更新日:2024年4月22日

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歴史Ⅱ

戦後日本の歴史
現代に生きる者が直面している問題についてその起源にさかのぼってそれがなぜ発生したか、どこに問題があるかを解明するために、戦後日本の歴史を振り返っていく。その際には、戦後日本の政治や経済、社会のあり方の枠組みが形成される1960年頃までを特に重視して詳しく述べるが、授業自体は1990年代までを扱う。また、これまでの歴史研究で見逃されがちであった、マイノリティの活動やアジア近隣諸国との関係についても、意識的に論じていく。
その際には、同時代の史料をなるべく多く提示して、それを批判的に読み解く機会も設ける。それを通じて歴史学の手法の初歩を学んでいく。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
30584
CAS-FC1732L1
歴史Ⅱ
外村 大
S1 S2
水曜1限
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講義使用言語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
第01回 米国の戦後構想/日本帝国崩壊後の東アジア情勢 第02回 占領下の民主改革と民衆運動 第03回 米国占領政策の反共主義的転換 第04回 サンフランシスコ講和条約/戦後処理と沖縄の軍事基地化 第05回 秩序の相対的安定と55年体制の成立 第06回 経済復興~高度経済成長の離陸/民衆生活の変容 第07回 オイルショック後の日本/「経済大国」と「中流幻想」 第08回 冷戦後の国際社会と日本の政治経済の混迷 第09回 近隣諸国との歴史問題の焦点化 第10回 旧植民地出身者・残留日本人にとっての「戦後」 第11回 沖縄の「戦後」と基地問題 第12回 多文化社会としての日本とその課題 第13回 まとめ
授業の方法
主に教員が、用意した資料をもとに説明を行うが、適宜、資料の読み方についての議論も行う。
成績評価方法
授業に対するコメントやレポートをもとに評価する。
履修上の注意
日本近現代史の基礎的な知識について、通史の書籍などを読んで習得しておくことが望ましい。これについては、初回の授業で、どのような参考文献があるか、アドバイスを与える。