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最終更新日:2026年10月16日

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ことばと文学Ⅰ

音の文法:音法則と言語理解
 ことばによる表現を通して人間の心や行動のあり方を探究するのが文学だとするなら、ことばそのものの体系を通して人間の心のメカニズムを探究するのが言語学である。つまり、ことばによる表現行動を可能にする心(脳内)のシステム=文法の探究である。その意味で、文学の根底にあるのが言語学である。そして、そのシステムは意味の文法と音の文法から成り、「雨」と「飴」の違い、「日本・文学協会」と「日本文学・協会」の違いのように、然るべき意味個別は然るべき音により保証される。声に出さなくとも黙読でもこの区別がなされることから、音の文法はあくまで脳内システムであって、声に出してなんぼの発音学(音声学)とは異なる。
 この授業では、こうした「音の文法」--- 言語音の分布や変化の法則性やシステムを扱う分野(音韻論)の接近法を学ぶことを通して、現代言語学の目標や発想などを理解することを主眼とする。題材は日本語に観察される身近な音声現象であり、方法論も特定の理論に左右されない一般的なものを用いるので,前提知識は不要である。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
30577
CAS-FC1741L1
ことばと文学Ⅰ
田中 伸一
S1 S2
水曜1限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
 以下の計画で授業を進めてゆく。 第1週   ーーー第1章:言語学の基本概念 第2~4週  ーーー第2章:母音と子音 第5週   ーーー第3章:音の獲得 第6週   ーーー第4章:音の成分 第7~8週  ーーー第5章:連濁と音の交替 第9~10週 ーーー第6章:日本語の特質とモーラ 第11~12週 ーーー第7章:音節とアクセント 第13週   ーーー期末試験
授業の方法
 毎回の授業の進め方としては,下記教科書の指定範囲を読んでくることを前提として、教科書とスライドを用いた講義形式を採る。議論において,質問も大歓迎だが,問題の投げかけと指名も頻繁に行なう。積極的な参加を期待したい。  
成績評価方法
評価は,出席や発言など授業参加の積極性50%,期末試験50%の配分にて決める予定。
履修上の注意
毎回の授業において、あらかじめ1章分程度は読んでおき、疑問点などを明確にしておくこと。