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最終更新日:2026年10月16日
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ことばと文学Ⅰ
音の文法:音法則と言語理解
ことばによる表現を通して人間の心や行動のあり方を探究するのが文学だとするなら、ことばそのものの体系を通して人間の心のメカニズムを探究するのが言語学である。つまり、ことばによる表現行動を可能にする心(脳内)のシステム=文法の探究である。その意味で、文学の根底にあるのが言語学である。そして、そのシステムは意味の文法と音の文法から成り、「雨」と「飴」の違い、「日本・文学協会」と「日本文学・協会」の違いのように、然るべき意味個別は然るべき音により保証される。声に出さなくとも黙読でもこの区別がなされることから、音の文法はあくまで脳内システムであって、声に出してなんぼの発音学(音声学)とは異なる。
この授業では、こうした「音の文法」--- 言語音の分布や変化の法則性やシステムを扱う分野(音韻論)の接近法を学ぶことを通して、現代言語学の目標や発想などを理解することを主眼とする。題材は日本語に観察される身近な音声現象であり、方法論も特定の理論に左右されない一般的なものを用いるので,前提知識は不要である。
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