倫理Ⅰ - 教養学部（前期課程） - 東京大学授業カタログ

倫理Ⅰ

倫理学入門：道徳と幸福は両立するか

道徳（正しく生きることmoral life）と幸福（よく生きることgood life）は両立しうるのかという問題を、さまざまな倫理学説を参照し批判的に検討しながら考える。
主要な倫理理論についての基礎的な知識を獲得し、それを用いて道徳の存在理由について深く思考できるようになることが目標である。

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授業計画

１　イントロダクション：Why be moral? という問題２　道徳と幸福をめぐる五つの立場３　プラトン（前半）：いい人生は道徳的な人生によって定義される４　プラトン（後半）５　アリストテレス（前半）：道徳的な人生はいい人生によって定義される６　アリストテレス（後半）　７　功利主義（前半）：道徳的な生き方はいい生き方より重要である　８　功利主義（後半）　９　カント倫理学（前半）：　道徳的な生き方はいい生き方よりも重要である　１０　カント倫理学（後半）　１１　ニーチェ（前半）：いい生き方は道徳的な生き方より重要である　１２　ニーチェ（後半）　１３　中間的立場：いい生き方と道徳的な生き方は一方が他方より常に重要だとは限らない　 6月4日と7月2日は休講。補講の日時は授業で知らせる。