学部前期課程
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最終更新日:2025年4月21日

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歴史Ⅰ

黒海地域史概論
「黒海」は、日本から遠く離れ、またその周辺に位置する国々も日本とのつながりが深いとは言えないため、総じて我々にとってなじみのない海と思われる。しかし冷戦終結後、この海の周辺で数々の紛争が生じたこともあり、この領域を一つのまとまりととらえて研究しようとする、いわゆる「黒海地域研究」が注目され、歴史学においても黒海地域史の研究が現われ始めた。本講義では、通常は「境界」や「狭間」と見なされ、あまり取り上げられることのないこの地域の歴史を概観し、この地域から周辺を見ることにより、新たな歴史像の提示を試みたい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
30522
CAS-FC1731L1
歴史Ⅰ
黛 秋津
S1 S2
火曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
以下のような内容を取り上げる予定である。 1.黒海の概要、日本における黒海地域史研究 2.ギリシア~ローマ・ビザンツ支配期 3.オスマン帝国の黒海支配 4.キエフ・ルーシ、モスクワと黒海地域 5.ロシア帝国の拡大とウクライナ進出 6.18世紀のロシアの黒海地域進出 7.西欧諸国の黒海地域進出 8.19世紀前半の国際関係 9.クリミア戦争 10.黒海地域の人の移動 11.海峡問題 12.19世紀後半の国際関係 13.第一次大戦~戦間期 14.第二次大戦~冷戦期 15.冷戦終結後の黒海地域
授業の方法
講義形式。画像等をパワーポイントで示しながら授業を進める
成績評価方法
基本的には試験による評価(80点)。平常点としてリアクションペーパーの内容も加味する(20点)
履修上の注意
高校の世界史探求または世界史Bの教科書程度の知識があることが望ましいが、必須ではない。