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最終更新日:2024年4月22日

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微分積分学続論

微分積分学続論
多変数の微分積分学における様々な基本的手法を取り上げ,例を中心として必要な理論を学び,具体的な問題を扱えるようにする. 数学・物理学はもちろんのこと,幅広い理学・工学で用いられる重要かつ有用な手法を取り扱うので,将来少しでも数学的道具を使うのであれば必須の内容である.
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
30396
CAS-GC2F11L1
微分積分学続論
高山 茂晴
S1 S2
火曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
30462
CAS-FC1871L1
数理科学基礎
足助 太郎
S1
火曜4限、金曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
30653
CAS-FC1111S2
英語一列①
田中 伸一
S1
水曜2限
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講義使用言語
単位
1
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
30712
CAS-GC2L5kS4
ロシア語上級(読解)
丸山 由紀子
S1 S2
水曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
40149
CAS-FC1111S2
英語一列①
田中 伸一
S2
水曜2限
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講義使用言語
単位
1
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
40178
CAS-FC1113S3
英語二列S(FLOW)
BUENO Alex Falcon
S2
水曜3限
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講義使用言語
英語
単位
1
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
40213
CAS-FC1875L1
線型代数学①
白石 潤一
S2
木曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
1
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
40248
CAS-FC1873L1
微分積分学①
大坪 紀之
S2
火曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
1
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
S2タームの「微分積分学①」で以下の項目1,2を扱い,Aセメスターの「微分積分学②」で項目3~6を扱うことを目安とするが,担当教員によって,順序や内容に一部変更が加えられる場合がある. 参考のため「微分積分学②」の内容を併せて示す. S2ターム 1. 一変数関数の微分: 「数理科学基礎」で学んだ関数の極限の概念と一変数関数の微分の定義に基づいて,微分の基本的な性質を論ずる.平均値の定理を用いてテーラーの定理を示し,関数をべき級数として表示するテーラー展開を扱う. 2. 多変数関数の微分 : 二変数関数の場合を中心として偏微分と全微分を扱う.二変数の関数のグラフの接平面,合成関数の微分の連鎖律を学ぶ.また,パラメータ表示された曲線の速度ベクトル,平面曲線の法線ベクトルを扱う.二変数関数の陰関数定理についてもふれる. Aセメスター 3. 多変数関数の微分(続き): 高階偏微分,偏微分の順序交換ができるための十分条件,多変数関数のテーラーの定理を扱う.また,二変数関数の極大極小問題,有界閉領域における最大最小問題を考える. 4. 一変数関数の積分 : 区分求積法に基づいて定積分の性質を論じる.定積分の区間の端点を動かすことによって不定積分を導入し,「不定積分はもとの関数の原始関数である」という微分積分学の基本定理を得る.また,具体的に不定積分が求められる積分の計算を,広義積分,すなわち,無限区間における積分や区間の端で発散する関数の積分も含めて,主に演習で扱う. 5. 多変数関数の積分 : 二変数関数の場合を中心にして,リーマン積分による多重積分の定義を与える.さらに,多重積分を一変数の積分の繰り返しとして累次積分で表示する.また,ヤコビ行列式を用いた多重積分の変数変換の公式(直交座標と極座標の変換など)を扱い,その応用(面積,体積,平均値など)を論ずる. 6. 無限級数と広義積分 : べき級数などの関数列の収束,とくに,関数項の級数についての優級数定理,べき級数の収束半径,関数列の一様収束などについて学ぶ.また,極限と微分,積分の順序交換がどのような場合に許されるかを考察する.さらに,広義積分の収束条件について論ずる.広義積分の例として,ガウスの正規分布関数の無限区間における積分を計算する.
授業の方法
授業は講義形式で行うが,担当教員によって適宜小テストやレポートを課すことがある. 付属の演習は授業と一体である.
成績評価方法
主として定期試験によるが、担当教員によって小テストやレポートを含めて評価する場合がある.
履修上の注意
この科目は、Aセメスターに開講される「微分積分学②」と内容的に接続するが、科目としては別々であり、成績評価・単位認定も、「微分積分学①」はS2ターム末の定期試験をもとに、「微分積分学②」はAセメスター末の定期試験をもとに、教員によっては小テストやレポートも含めてそれぞれお行われる.履修届も別々に行わなくてはならない.