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最終更新日:2024年4月22日

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近現代史

連続講義:明治史研究の最前線 『明治史研究の最前線』の著者に聞いてみる
 2018年に、今回と同じ講義題目の授業を行った。テキストは『明治史講義【テーマ篇】』(ちくま新書、2018年)で、「授業の目標、概要」には以下のように記した。
「明治維新150年だそうである。維新を中心に、明治に関係する企画がいろいろと行われ、また関連する本も、硬軟・精粗とりまぜて、数多く世に出ることだろう。そうしたなかから「本物」を見抜くにはどうしたら良いのだろうか? そのための唯一ではなくとも有力な方法として、明治史研究の最前線で活躍している歴史家に直に聞いてみるという手があるはずだ。ただ言うは易し、行うは難し。かれらだって暇ではなく、普段そんな機会はそうそう転がっているものではない。それどころか専門家同士でも、お互いに会って話をすることは稀だったりする。この授業は、そんな貴重な機会を皆さんに提供しようという豪勢な試みである。」
 この授業は幸いにも好評を博し、二つの副産物を生んだ。ひとつは、その時の講義と質疑応答を収めた『はじめての明治史:東大駒場連続講義』(ちくまプリマ―新書、2018年)。受講生の鋭い質問もそのまま収録されている。そしてもうひとつは、その時の講義題目を書名とする『明治史研究の最前線』(筑摩選書、2020年)である。
 そこで今回は、『明治史研究の最前線』の執筆者をゲストにお招きし、ゲストによる講義とそれに対する質疑を通じて、文字通り明治史研究の最前線を体感してもらうことにした。第一線で活躍する個性的な歴史家に対し、直に質問できるまたとない貴重な機会であり、質疑の時間をたっぷりとる予定である。是非ともこの授業を活用して、明治史研究のおもしろさを味わってもらいたい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
30347
CAS-GC1B52L1
近現代史
山口 輝臣
S1 S2
火曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
 『明治史研究の最前線』の執筆陣は、研究を先導する第一線の歴史家たちである。そのなかから、基本的に毎回お1人をゲストにお招きする。授業は、ゲストによる講義、授業担当者との対談、そして受講生からの質問とそれへの応答によって構成される。  【以下は4月3日修正】第1回は休講とする。第2回はZOOMに慣れる回。第3回は授業担当者によるイントロダクション。第4回以降にお呼びするゲストとしては以下の方々を予定しているが、事情により変更があり得る。日程を含めた詳細は第3回に公表する。 小林和幸(青山学院大学)、友田昌宏(大東文化大学)、千葉功(学習院大学)、真辺将之(早稲田大学)、梶田明宏(昭和天皇記念館)、西川誠(川村学園女子大学)、鈴木淳(東京大学)季武嘉也(創価大学)、
授業の方法
 受講生は、教科書の該当箇所を事前に読んで授業に臨む。  授業では、はじめにゲストより、執筆意図やその背景、あるいは本では書ききれなかったことなどについて、短い講義をしていただく。場合によっては受講生による発表に代えることもある。次にそれを受け、ゲストと授業担当者が対談をし、その内容を深める。さらに、受講生より質問を受け付け、ゲストに答えていただく。最後にコメント・ペーパーを提出して終了。  なお、こうした授業構成のため、一定時刻以降の入室は認めない。  【4月3日追加】コメント・ペーパーをITC-LMSで行うかをどうかをはじめ、「授業の方法」については今後変更があり得る。
成績評価方法
 期末試験を主とするが、授業への参加状況を加味する場合がある。また受講者の人数によっては期末試験に代えて小論文とすることがある。詳細は授業内で告知する。
履修上の注意
 高等学校卒業程度の日本史に関する知識のあることが望ましいが、必須ではない。それよりも、教科書に基づく毎回の予習と、質問をしようという気概が必要な授業である点に注意されたい。