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最終更新日:2026年4月20日

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世界史論

「史上初の世界史書」の世界史:ラシード・アッディーンの『集史』とその受容の歴史
この講義では、一つの歴史書を題材に、モンゴル時代以降の世界史を読み解いていく。その歴史書とは、「西のモンゴル帝国」イルハーン朝の宰相ラシード・アッディーン(1318没)がペルシア語で著した『集史』である。『集史』は、史上初の世界史書、さらには、世界史上の三大史書の一つとまで評価され、モンゴル時代の東西交流を象徴するものとして、広く知られてきた。この講義では、この歴史書の受容の歴史をたどることで、このような評価が作り出されるに至る経緯について確認していく。講義の前半部では、その編纂過程と内容を中心に、14世紀西アジアを生きたイスラーム教徒の歴史家が世界をどのようにとらえていたのかについて考察する。講義の後半部では、後世に数多く作られた『集史』の諸写本やそれらに挿入された豪華な写本絵画が、モンゴル帝国崩壊後に勃興したイスラーム諸王朝の支配者によってどのように利用されてきたのかについて概観することで、この歴史書が歴史的に担ってきた役割について考察する。これらの作業を通じて、歴史書とは何か、さらには、歴史とは何か、という問題について考えていきたい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
30340
CAS-GC1B54L1
世界史論
大塚 修
S1 S2
火曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
①導入 第1回:ガイダンス(リアルタイム型オンライン授業) 第2回:西アジアにおける写本文化と図書館 第3回:「西のモンゴル帝国」イルハーン朝 ②『集史』が描く世界の歴史 第4回:ラシード・アッディーンの生涯 第5回:『集史』第1巻「モンゴル史」 第6回:『集史』第2巻「世界史」 ③イスラーム諸王朝における『集史』の受容 第7回:ティムール朝 第8回:サファヴィー朝 第9回:ムガル朝 第10回:オスマン朝 ④西洋の東洋学者たちによる『集史』の受容 第11回:西洋における『集史』の発見 第12回:イランにおける『集史』の再発見 第13回:「史上初の世界史書」の誕生と歴史学
授業の方法
授業はパワーポイントを用いて講義形式で行います。
成績評価方法
期末試験(70%)、平常点(30%) *平常点は授業内課題などから総合的に判断します。
履修上の注意
1.高校の世界史探求の内容を前提にして授業を進めますのでよく確認しておいてください。 2.積極的な質問を歓迎します。