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最終更新日:2026年10月16日

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地域文化論Ⅰ

スラヴ・ユーラシア研究の地平
 この授業は、スラヴ・ユーラシア研究に関連する分野に携わる本学教員によるオムニバス授業です。毎回異なる教員がそれぞれのテーマで講義を行うことで、学生が各分野の最先端の研究成果の一端に触れるとともに、日本では触れる機会が少ない「スラヴ・ユーラシア」諸地域の政治・社会・歴史・文化を「広く深く」学ぶことを目指します。
 「スラヴ・ユーラシア」は、かつて社会主義陣営に属していた中東欧・旧ソ連を包括する概念です。「スラヴ・ユーラシア」という語は、それを専門とする学問分野の外ではほとんど使われない上に、言語的・エスニシティ的な概念である「スラヴ」と地理的な概念である「ユーラシア」が並列しており、ぎこちない印象を与えます。しかし、そのぎこちなさが、地理的な境界、政治的な境界、言語・文化・エスニシティに基づく境界が複雑に入り組んでいるこの地域の内実をよく表しているともいえます。
 必ずしも実態を正確に反映しているとはいえないものの、「スラヴ・ユーラシア」という語が術語化された背景には、冷戦期に存在した明確な政治的・軍事的一体性ではなく、歴史的にこの地域に存在してきたつながりと多様性の両方に寄り添おうとする研究者たちの試行錯誤がありました。しかし、「一体性」を取り戻すという名目で始められたロシアによるウクライナ侵攻が続く今、「スラヴ・ユーラシア」という概念と、その概念を用いる意義についても見直しが迫られています。こうした状況をふまえて、学生の皆さんには、全講義を通じて、「スラヴ・ユーラシア研究の地平」の、広がりだけでなく、その果て(限界)とその先(可能性)をも見極める意気込みをもって授業に臨んでもらいたいと思います。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
30337
CAS-GC1B21L1
地域文化論Ⅰ
浜田 華練
S1 S2
火曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
初回にイントロダクションを実施します。第2回以降は、毎回異なる教員がそれぞれの専門分野に応じたテーマで講義を行います。講義スケジュールや講義題目は変更される可能性があります。 教員所属略称 【養】教養学部,【文】文学部,【法】法学部,【先研】先端科学技術研究センター 第1回(4/7)イントロダクション/オンラインで実施(担当:浜田華練【養】地域文化);第2回(4/14)「ユダヤ人が生きた場所としてのスラヴ・ユーラシア―ウクライナを事例に」(担当:鶴見太郎【養】地域文化);第3回(4/21)「ウクライナ革命史」(担当:村田優樹【法】);第4回(4/28)「ブレジネフ時代の面白さ」(担当:池田嘉郎・【文】西洋史学);第5回(5/12)「ロシアの軍事思想」(担当:小泉悠【先研】グローバルセキュリティ);第6回(5/19)「歴史からみるバルカン地域」(担当:黛秋津【養】地域文化);第7回(5/26)「タイトル未定」(担当:阿部賢一【文】現代文芸論);第8回(6/9)「プーシキンとロシア文学史」(担当:鳥山祐介【養】言語情報);第9回(6/16)「コーカサスのキリスト教」(担当:浜田華練【養】地域文化);第10回(6/23)「中央アジア:対立と協力」(担当:岡田晃枝【養】教養教育高度化機構);第11回(6/30)「中央アジアの慣習経済」(担当:樋渡雅人【養】総合社会);第12回(7/7)「ドストエフスキー:ナショナリズムとエコノミー」(担当:平松潤奈【文】スラヴ語スラヴ文学);第13回(7/14)「ロシア思想の人格論」(担当:細川瑠璃【養】教養教育高度化機構)
授業の方法
質疑応答の時間を十分に確保するため、105分授業とします。また、授業時にリアクションペーパーの提出が求められます。詳しい授業の進め方は、初回イントロダクション時に指示します。
成績評価方法
出席とリアクションペーパーに基づいた平常点と、期末レポートの提出をもって評価します。レポートの執筆要領は、初回イントロダクション時に提示します。
履修上の注意
この授業は105分授業です。開始・終了時刻に注意してください。聴講を希望する場合は、初回イントロダクション時に申告してください。また、初回イントロダクションのみオンラインで実施します。オンライン授業のURLはUTOLに掲載します。