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最終更新日:2025年4月21日

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西洋古典学

ルクレティウスを読む
ルクレティウスは、紀元前1世紀の前半期に生きた詩人である。この詩人の作品(ラテン語のヘクサメトロスで書かれている)、De Rerum Natura『物の本質について』(あるいは『事物の本性について』)を全6巻を読む。ルクレティウスはエピクロス学派であり、またデモクリトスの影響下にもある。自然科学的な思弁を含み、世界は原子からなるという自然観に立って、宗教の圧迫や死の恐怖から自由になることを説いた。要するに、文科系の学生にも、理科系の学生にも訴える内容であろうと考える。ルクレティウスの言葉によく耳を傾け、古代人の世界観について理解を深めることが目標である。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
30326
CAS-GC1B42L1
西洋古典学
日向 太郎
S1 S2
火曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
下記のDe Rerum Naturaの邦訳を読み進める。 第1回 導入(ルクレティウスについて、授業の進め方について) 第2回 De Rerum Natura 第1巻(1) 第3回 De Rerum Natura 第1巻(2) 第4回 De Rerum Natura 第2巻(1) 第5回 De Rerum Natura 第2巻(2) 第6回 De Rerum Natura 第3巻(1) 第7回 De Rerum Natura 第3巻(2) 第8回 De Rerum Natura 第4巻(1) 第9回 De Rerum Natura 第4巻(2) 第10回 De Rerum Natura 第5巻(1) 第11回 De Rerum Natura 第5巻(2) 第12回 De Rerum Natura 第6巻(1) 第13回 De Rerum Natura 第6巻(2)
授業の方法
第2回以降は、各回に読む範囲を決めておくので、その部分を事前に熟読しておくこと。それが予習である。また、あらかじめ担当者を決めておく。教員が該当部分について一通り説明したのち、担当者は予習の段階で生じた疑問点などを問いとして提示し、受講者全員でその問いについて討論する。授業後に討論を踏まえて、UTOLを活用してコメントや新たなを私に知らせる。私は次回にまたそれを受講者に紹介する。
成績評価方法
平常点と学期末レポート
履修上の注意
古典語(ギリシア語、ラテン語)の知識の有無は問わないが、必要を感じたら是非学んでほしい