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最終更新日:2026年10月16日

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人文科学ゼミナール(データ分析)

統計とフィールドワークから探る農業産地の構造変化
日本の農業は,長期的・巨視的にみると高度経済成長期以降,農業従事者の高齢化・大幅な減少,耕地面積の減少といった形で,産業としての規模を縮小させてきた.しかし日本の国土を見渡せば,農業が現在も基幹的な産業としての地位を維持し,今後のあり方を模索している地域も少なくない.本授業では,何らかの農作物を中心に農業の「産地」と呼ばれてきた特定の地域を取り上げ,概ね高度経済成長期前後から今日に至る産地の構造変化を,国勢調査,農業センサスなどの基礎的統計のオリジナルな分析を通じて客観的に把握する.その上で,3泊4日程度の合宿による人文地理学的なフィールドワークを組み合わせ,産地の構造変化や現状の理解の深化をはかるとともに,産地が抱える課題や今後の方向性を議論する.なお実習を中心とした授業であるため,効果的な指導を行うために受講希望者多数の場合は選抜を行う(10名程度).受講希望者は,第1回授業で指示する内容の受講希望票を,第1回授業終了後の指定した期日までに提出すること.選抜が必要な場合はその内容に基づき行い,第2回授業開始までに受講許可者を確定,掲示等で告知する.また本授業は人文地理学教室が所有する紙媒体の統計資料や大判の地図を用いることもあり,対面での授業とフィールドワークに参加可能な学生に履修者を限定する.
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
30218
CAS-IC2250S1
人文科学ゼミナール(データ分析)
永田 淳嗣
S1 S2
月曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
最初に,教員が用意した文献の購読を通じて,日本の農業・農村・食料に関する基本的な論点を共有する.その上で,特定の農業産地を取り上げ,国勢調査,農業センサス,作物統計調査などの基礎的な統計の分析を通じて,産地の長期構造変化や全国の中での位置づけを明らかにする.さらに余裕があれば,農業集落カードと呼ばれるミクロ統計や地形図を用いた作業を組み合わせ,産地の様相をより詳細に検討する.以上の作業で得られた知見を踏まえ,産地の人文地理学的なフィールドワークを計画・実行する.フィールドワークの実行にあたっては,調査票・質問票の作成など入念な準備を行う.最終的には統計分析とフィールドワークの成果に基づき,産地の構造変化や将来の方向性を議論し最終レポートにまとめる.取り上げる農業産地に関しては受講者の人数,実現可能性を考慮し授業開始後に決定となる場合がある.
授業の方法
授業は原則としてゼミ方式とする.毎回の授業では,次回の作業に向けた課題とその背景,分析手法等の説明を行うと同時に,前回の授業で課された課題の結果を受講者が報告し,参加者全員で議論する.毎回かなりの量の宿題が生じることを覚悟してほしい.3泊4日程度の合宿によるフィールドワークは夏休み~秋休み期間中に実施する.フィールドワーク期間中は,毎晩夕食終了後,調査成果の報告と議論を中心としたゼミを行う.
成績評価方法
授業における課題への取り組みを総合的に評価する.
履修上の注意
授業の目標,概要に記した履修条件に注意すること.なお,フィールドワークの費用(旅費等)は自己負担となる.