学部前期課程
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最終更新日:2024年4月22日

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情報

情報
現代社会においては,すべての人が多様な場と状況において,情報システムとかかわらざる
をえない.
その際に正しくかつ適切な対応をするためには,情報の技術面だけでなく,その人間的およ
び社会的な側面の正しい理解が必要である.
これは情報社会人の基本的素養であり,“知ることによって無知から自由になることができ
る”という意味であるリベラルアーツそのものと言うことができる.
本科目の目的は,このような素養を,講義と演習とを通じて身に付けることである.
具体的には
・情報の人間に関連する側面
  表現,認知,伝達
・情報の社会に関連する側面
  情報システム,情報関連の法,技術と社会
・情報の問題解決に関する側面
  データと計算のモデル,計算の複雑さ
のそれぞれを,独立にではなく,他の側面の理解が可能なレベルまで掘り下げて学ぶ.
この科目の目的は,いわゆる「利用・活用」の方法を習うことではない.
なお,高等学校の教科「情報」で学ぶ項目のうち,機器操作の方法,Webブラウザ,電子メ
ール,ディジタルの概念,著作権・知的財産権の基本,などは「既習」であることを前提と
する.
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
30210
CAS-FC1300L1
情報
松島 慎
S1 S2
月曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
■「第1週(回)」(4/5~4/11)の授業をオンラインにより実施する。 ■「第2週(回)」(4/15)以降は、原則対面授業とする。 オンライン授業の情報はITC-LMSで周知する 以下は標準的な授業計画で,文系クラスか理系クラスかにより,また担当教員により,順序 やテーマの選択に幅がある. 第1回 情報の学び方  授業概要、教育環境と利用方法 第2回 情報システム  集中と分散、クライアントサーバ 第3回 情報の表現1  表現、モデル、記号、図記号、記号の解釈と規則体系、アナログとディジタル、量子化、 標本化定理、ディジタル符号化 第4回 計算の仕組み  コンピュータの基本構成、機械語、真理値表と論理関数、ブール代数、MIL記法 第5回 計算の方法1  計算の方法、計算の記述 第6回 データの扱い  ネットワークモデルと階層モデル 第7回 情報の伝達と通信1  プロトコル階層、HTTP、HTTPS、ホスト名、DNS、IPアドレス、TCP/IP 第8回 計算の方法2  アルゴリズム、計算量 第9回 情報の表現2  情報量、平均情報量、圧縮、符号化と平均情報量 第10回 計算の理論  計算のモデル、有限状態機械 第11回 情報の伝達と通信2  共通鍵暗号、公開鍵暗号、ディジタル署名、PKI 第12回 ユーザインタフェース  インタフェースの定義と機能、インタフェースの二重接面性、入力デバイス、出力デバイ ス、GUI、CUI、キーストローク・レベル・モデル、フィッツの法則 第13回 情報技術と社会  技術上の変化、SNS/GPS/ビッグデータと社会の接点、権利と所有の境界、プライバシー とセキュリティの境界、インターネットは民主主義を加速するか、ネットは公共空間か共同 体か、ネットの功罪
授業の方法
「関連ホームページ」の「教科書の目次と必修学習項目」で指定された項目は必ず学習する.原則として対面授業を行う予定であるが,状況によって変更の可能性はある.
成績評価方法
成績評価の方法は期末試験・レポート・出席状況による.
履修上の注意
機器やシステムの利用方法は授業では扱わない. 必要であれば,オンライン自習システム「はいぱーワークブック」で自習するか,全学ゼミ 「情報システム利用入門」を履修すること. ※授業計画にも書いてあるように,文系クラスと理系クラスで授業の内容や構成に多少の違いがある.他クラス聴講にあたっては,該当するクラスを受講するようにすること. ※授業の講義や演習は90分で実施するが,午前は授業終了後の15分間,午後は授業開始前の15分間を質疑応答等の時間とすることを原則とする.担当教員によって実施の詳細が異なる可能性があるので,担当教員からの指示・説明に注意すること.