学部前期課程
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最終更新日:2025年4月21日

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有機反応化学

有機反応化学(有機化合物の化学)
理科生はクラス指定された曜日・時間帯で受講する.この科目では,有機化合物の構造・性質・反応・機構について学ぶ.以下に標準的な講義項目を示す.ただし,項目の順序や内容は各教員によって若干異なる.

1.序論
  ・物質化学における有機化学の位置づけ.
2.炭素が関与する化学結合
  ・炭素の原子価状態,正四面体モデル,混成軌道,電気陰性度と結合の極性
  ・メタン,エチレン,アセチレンの分子軌道(σ軌道とπ軌道)
3.異性現象と立体化学
  ・異性体,立体配座,立体配置,不斉現象,キラリティー,RS表示
4.有機化合物の性質
  ・分子間力,水素結合,分散力,酸と塩基,共役系,芳香族性
5.有機化合物の反応およびその機構
  ・脂肪族求核置換反応,脱離反応,付加反応,付加環化反応,転位反応,
   芳香族求電子置換反応,カルボニル化合物の反応
  ・一次反応,二次反応,反応中間体,反応遷移状態,化学平衡
6.目的化合物の合成
  ・逆合成解析,生理活性物質の合成,機能物質の合成
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
30002
CAS-GC1E19L1
有機反応化学
大和田 智彦
S1 S2
月曜1限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
30776
CAS-GC1E19L1
有機反応化学
岩井 智弘
S1 S2
水曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
31034
CAS-GC1E19L1
有機反応化学
池本 晃喜
S1 S2
金曜1限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
31055
CAS-GC1E19L1
有機反応化学
岩﨑 孝紀
S1 S2
金曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
有機化学は分子を作り、機能を生み出す学問です。 先人が無数の有機分子を合成し、また、そのための有機反応が数多く開発されてきました。 これらの有機反応をひとつひとつ暗記することは困難ですし、あまり賢明な学習方法ではありません。 本講義は、有機反応が「どのようにおきるか?」を理解することにより、有機化学のセンスを磨くことを目的とします。 講義の進め方は以下のとおりです(進行具合によって適宜スケジュールは変更します)。 1 有機反応の表し方 2 有機分子の構造 3 異性体と命名法 4 カルボカチオンの反応 5 不飽和結合の反応 6 求核置換反応、脱離反応 7 芳香族化合物の反応1 8 芳香族化合物の反応2 9 カルボニル化合物の反応1 10カルボニル化合物の反応2 11ペリ環状反応1 12ペリ環状反応2 13総合演習
授業の方法
プレゼンテーションスライドを用いて行います。 毎回、スライドをもとにしたハンドアウトを配布します。 必要に応じて書き込みや問題の解答を記入しますので筆記用具が必要です。 教科書・参考書は指定しませんが、一般的な大学レベルの有機化学の教科書(下記参照)を用意し、予習・復習、関連項目の学習に用いることを推奨します。 講義の進行は概ね以下の通りに行います。 ・前回講義の振り返り、課題の解説(15分) ・当日の講義内容、ハンドアウトへの書き込み、演習問題の解答をインタラクティブ形式で行う、当日の講義内容に関する質疑応答(75分)
成績評価方法
各講義での課題と学期末試験で総合的に評価します。
履修上の注意
講義のURLや資料配布、成績評価法は、教養学部の方針に従って随時指示する。