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最終更新日:2026年4月20日
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金融工学基礎
金融工学基礎:「デリバティブ」との合併講義
それぞれの企業には、ビジネスの中核に据えるような扱いを得意とするリスクと、反対に扱いが不得意で保有したくないリスクが存在する。円滑な経済活動を可能にする為には、各企業が管理を得意とするリスクに集中できるよう、企業間で互いにリスクを交換出来るような仕組みが必要になる。金融市場とそこで取引される金融派生商品「デリバティブ」が正にそれにあたり、企業の持つ複合的なリスクから「市場化可能な部分」を切り離したり、ニーズに沿ってリスクを組成したりすることができる。日々、想像を絶する規模の取引が活発に行われ、新しい商品や取引スキームが次々に登場しているが、これらの活動に理論的基盤を与えているのが金融工学や数理ファイナンスと呼ばれる分野であり、数理的専門性を社会で直に活用出来る数少ない学術領域になっている。
本講義では、金融派生商品の価格評価及びリスク管理に必要な、連続時間における金融工学とそれに必要な数理手法を解説する。この講義では、価格評価を正当化する為の理論的枠組みを解説することに重点を置く。不足しがちな具体的な問題を用いた計算練習や解説は「上級デリバティブ演習I」に譲るので、可能な限りセットで履修してもらいたい。
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