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最終更新日:2024年10月18日

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経営科学Ⅱ

経営科学Ⅱ
経営学では、単なる理論やモデル構築だけで終わるのではなく、実証分析が求められることが多い。特に、経営現象は複雑であることが多く、定量的な分析はもちろん定性的な分析も駆使しながら、因果関係の解明が試みられるようになってきている。本講義では、経営学で用いられる実証分析の方法について、具体的な経営学の研究例を取り上げながら学ぶ。そして、経営学における実証分析を行う際の基本的なデザインができるようになることを目標とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
291508
GEC-MA5508L1
経営科学Ⅱ
稲水 伸行
A2
月曜1限、木曜1限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
経済学研究科
授業計画
以下のトピックについて、具体的な研究例を取り上げながら、講義を進める。 1.科学的な説明とは何か? 2.因果関係を明らかにするための条件(共変関係、原因の時間的先行、他の変数の統制) 3.実験的手法①:理論研究とコンピューター・シミュレーション 4.実験的手法②:ランダム化比較試験 5.実験的手法③:自然実験 6.統計的手法:重回帰分析とマルチレベルモデル 7.統計的手法:メタ分析 8.事例研究法①:QCA(質的比較分析) 9.事例研究法②:比較事例研究 10.事例研究法③:単一事例研究
授業の方法
基本的に講義形式にて行う。
成績評価方法
出席、毎回行うオンラインによる小テスト、試験期間内に行う定期試験によって評価する。
教科書
授業中に資料を配布する。
参考書
井上達彦(2014)『ブラックスワンの経営学:通説をくつがえした世界最優秀ケーススタディ』日経BP社. 伊藤公一朗(2017)『データ分析の力:因果関係に迫る思考法』光文社. 久米郁男(2013)『原因を推論する: 政治分析方法論のすゝめ』有斐閣. 森田果(2014)『実証分析入門:データから「因果関係」を読み解く作法』日本評論社.
履修上の注意
数学、プログラミングに関する予備知識は特に必要ありません。