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最終更新日:2024年4月22日
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企業と産業の経済史
財閥史研究の再検討
本年度は財閥史研究の再検討を通して、企業の経済史のフレームワークを考える。三井、三菱、住友といった大財閥は、戦前期日本の経済発展において重要な役割を果たした。そのため、1970年代から1980年代にかけて財閥史研究は、日本経済史・経営史の中心的なテーマであった。しかし1990年代から2000年代にかけて、在来産業や地方資産家への注目が高まる一方で、大財閥の研究は停滞気味に推移することになった。これに対して2010年代以降、三菱や住友を中心に再び財閥史研究が活性化してきた。この研究動向をふまえ、本年度は財閥史に関連する主要な先行研究を幅広く検討し、近年の研究の論点と今後の課題について考えたい。
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