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最終更新日:2026年10月16日

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演習(商法)

商取引法の現在
 ゼミ形式の授業です。今年度のゼミのテーマは「企業活動における不確実性への対応」とします。
近年の企業活動をめぐっては、気候変動や天災地変、あるいは人為的な要因による大きな事故(飛行機や発電所など)、地政学リスクの高まりによる制裁の発動、SNSの炎上、サイバーリスク、内部通報対応など、発生した場合の損害が非常に大きい一方で予測が通常よりも難しいリスク(uncertainty)が山積しています。それらのリスクは法的には質が異なるものかもしれませんが、いずれも相応のコストをかけて対応する必要があるという点では企業にとって似た性質を持っています。近年のニュースは、企業がそうしたリスクへの対応に失敗した事例に事欠きません。

 このゼミでは、各種の不確実性についての各学問分野からのアプローチを学習したり、あるいは個別の事例を取り上げて企業の対応がどのような形で法的責任につながり得るかを分析したりします。題材は参加者があらかじめ自分に興味のある本や事例をいくつか考えておき、初回に調整するものとします。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
25-6940
GLP-LS6501S9
演習(商法)
松井 智予
A1 A2
月曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
法学政治学研究科
授業計画
初回の授業で上記のようなゼミの構成について概説します。 学生が取り上げる書籍・事例は自由とします。 書籍を取り上げる場合、どのような本があるか迷われると思います。 「不確実性」やそのマネジメントに関する和書として、たとえば 経済学では フランク・H・ナイト「リスク、不確実性、利潤」(筑摩書房2021) 経営学では カール E. ワイク, キャスリーン M. サトクリフ「不確実性のマネジメント : 危機を事前に防ぐマインドとシステムを構築する」(ミシガン大学ビジネススクール2002) 環境法(行政法)分野では 藤岡典夫「環境リスク管理の法原則」(早稲田大学出版部2008) キャス・サンスティーン「命の価値」(2017)「恐怖の法則」(2015) 実務書としては 後藤茂之「気候変動リスクへの実務対応 不確実性をインテグレートする経営改革」(中央経済社2020) などがあり得ます。履修を考える学生は本を斜め読みしてみてください。
授業の方法
概要に記した通り、初回に学生が取り上げたいと思う事例や問題意識を述べ、それをもとに分担を相談・調整して決定していきます。授業は主として学生の提出した資料を基に進行します。できれば前半に理論的な分析、後半に事例を持ってこようと思いますが、必須ではありません。
成績評価方法
発表(レポート)および授業参加を総合判断します。 ・筆記試験を行いません。 ・登録学生は発表を担当します。発表資料を提出し、これをレポートとして評価します(学期中追加発表を行った場合の資料もレポートとして評価されます)ので、評価対象となることを考慮して資料を作成してください。 ・授業への参加・発言も、平常点として評価の対象となります。
履修上の注意
学生の発表の質が授業の充実度を大きく左右しますので、熱意をもって発表準備をしてください。出席者も発表者の取り上げる書籍や事例を予習してください。