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最終更新日:2025年4月21日

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演習(民法)

古典期ローマ法における委任契約
 ローマの契約法において、委任は、諾成契約として承認された4つの契約類型(委任・組合・売買・賃約)のうちの一つであり、かつその中でも最も早い時期に諾成契約として確立された契約として知られている。このローマにおける委任契約をめぐっては、いかなる規範的内容をもって類型化されたのか、財産事務管理(procuratio)といった他の類似の制度とはどのような関係にあったのか、諾成契約としての委任の確立の背景となった社会的文脈および社会構造とはいかなるものであったのか、といった問題について数多くの議論がなされてきた。本演習は、以上の諸問題について取り扱うAlan Watson, Contract of Mandate in Roman Law (Oxford University Press, 1961)を教材として、古典期ローマ法における委任契約に関する理解をより深めることを、その目的とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
25-6932
GLP-LS6501S9
演習(民法)
石川 博康
A1 A2
水曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
法学政治学研究科
授業計画
 Alan Watson, Contract of Mandate in Roman Law (Oxford University Press, 1961)を教材として、講読を行う。  演習の進め方としては、本書の記述の中で引用されている史料や法文の内容について具体的に確認しつつ、輪読の形式で教材を読み進めていくこととする。なお、ラテン語を含め、英語以外の外国語の読解能力は要求されず、また、ローマ法一般に関する前提知識についても特には必要とされない。担当個所を割り当てての報告なども課さない予定であるが、参加者には、演習における討論に積極的に参加することが期待される。
授業の方法
演習
成績評価方法
平常点を考慮する レポートを課さない
教科書
開講時に資料を配布する。
参考書
木庭顕『新版・ローマ法案内:現代の法律家のために』(勁草書房・2017年)
履修上の注意
特になし