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最終更新日:2025年4月21日
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演習(民法)
古典期ローマ法における委任契約
ローマの契約法において、委任は、諾成契約として承認された4つの契約類型(委任・組合・売買・賃約)のうちの一つであり、かつその中でも最も早い時期に諾成契約として確立された契約として知られている。このローマにおける委任契約をめぐっては、いかなる規範的内容をもって類型化されたのか、財産事務管理(procuratio)といった他の類似の制度とはどのような関係にあったのか、諾成契約としての委任の確立の背景となった社会的文脈および社会構造とはいかなるものであったのか、といった問題について数多くの議論がなされてきた。本演習は、以上の諸問題について取り扱うAlan Watson, Contract of Mandate in Roman Law (Oxford University Press, 1961)を教材として、古典期ローマ法における委任契約に関する理解をより深めることを、その目的とする。
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