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最終更新日:2024年10月18日

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医事法

医事法
医事法は、医療に関するさまざまな法律問題に加え、胚、死体、ヒト由来組織・臓器の法的地位、医薬品・医療機器の規制、さらには種々の医学・生命科学研究の法規制の問題など、きわめて広い範囲にわたる問題を扱う法領域である。これらの問題の検討には、民刑事法・行政法などの一般的知識を前提に、医療実務、法律実務、さらに医療政策や生命倫理なども考慮した複合的な問題解決能力が必要となる。本講義では、一般的な医事法の解釈問題につき解説を行うのみならず、医療・医学研究の実態や近時の動向を盛り込みつつ、現実に発生している法的問題を扱うことで、民刑事法・行政法を応用しつつ医療を中心とする実務的問題の解決を導く能力を涵養するとともに、医療のあり方や法の役割についての理解を深めることを目的とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
25-6771
GLP-LS6440L1
医事法
米村 滋人
A1 A2
月曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
法学政治学研究科
授業計画
1 序論・医事法の概要 2 医事法制1:医療従事者法 3 医事法制2:医療機関法・医療制度 4 医療過誤法1:総論・医療契約 5 医療過誤法2:医師の注意義務(医療水準論、説明義務、守秘義務等) 6 医療過誤法3:被侵害利益(自己決定権・可能性侵害等)、医療事故調査、医療安全 7 終末期医療:安楽死・尊厳死、治療中止等 8 精神医療、感染症医療、再生医療 9 脳死・臓器移植 10 ヒト由来組織・死体の法的地位 11 生殖補助医療 12 医薬品・医療機器の規制 13 医学研究規制、医療情報規制
授業の方法
講義形式を基本とするが、適宜質疑応答を織り交ぜる予定である。
成績評価方法
筆記試験を行う。A方式(2時間)による。 平常点を考慮する(20%)。 レポートを課さない。 成績をA+・A・B・C+・C-・Fで評価する。
教科書
米村滋人『医事法講義〔第2版〕』(日本評論社、2023年)、甲斐克則=手嶋豊編・医事法判例百選〔第3版〕(有斐閣、2022)を指定する。
参考書
手嶋豊『医事法入門〔第6版〕』(有斐閣、2022)、加藤良夫編著『実務医事法〔第2版〕』(民事法研究会、2014)、樋口範雄『医療と法を考える』(有斐閣、2007)、同『続・医療と法を考える』(有斐閣、2008)を挙げる。
履修上の注意
本講義は隔年開講の予定であり、2025年度は開講しない予定である。
その他
本講義は、法学部・大学院法学政治学研究科(総合法政専攻)・公共政策大学院と合併開講する。