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最終更新日:2025年4月21日

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国際租税法

国際租税法
租税法の国際的側面を学びます。企業活動がグローバル化する中で、国際取引を行ったときに課税がどうなるかを検討できると、法律家として仕事をする上で大きな強みになります。そこでこの授業では、所得課税を中心にして、国際的な課税問題についてまとまった見通しを得ることを目標にします。制度の理論的基礎を講ずるのみならず、具体的な取引事例を素材とすることにより、問題発見やプランニングのための力を養います。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
25-6431
GLP-LS6408L1
国際租税法
増井 良啓
A1 A2
水曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
法学政治学研究科
授業計画
第1回 導入 第2回 租税条約 第3回 国内源泉所得 第4回 外国法人の投資所得に対する源泉徴収 第5回 外国法人の事業所得に関する申告納付 第6回 事例演習1 第7回 事例演習2 第8回 外国税額控除・CFC 第9回 移転価格・資金調達 第10回 デジタル課税 第11回 事例演習3 第12回 事例演習4 第13回 事例演習5
授業の方法
教室での対面方式。毎回のセッションでは、教員2名の間のやりとり、学生の皆さんと教員との間のやりとり、参加する学生の皆さんの間でのやりとりなど、自由かつ活発な議論が自然に巻き起こるよう、進め方を工夫します。
成績評価方法
筆記試験を行う。A方式(2時間)。 平常点を考慮する。 レポートを課さない。 成績をA+・A・B・C+・C-・Fで評価する(筆記試験80%、平常点20%)。
教科書
増井良啓・宮崎裕子『国際租税法(第4版)』(東京大学出版会, 2019)
参考書
*授業で言及する租税法令や租税条約のテクストについては、インターネット上の公開データを授業中に指示します。 *紙媒体の法令をまとめて教室に持参したいと希望する方には、『租税法判例六法第7版』(有斐閣, 2025予定)が便利です。
履修上の注意
*租税法や国際法が履修済みであることは、本授業の履修の前提ではありません(同時履修は歓迎)。 *予習のやり方は、教科書の指定された箇所を良く読むこと、おっくうがらずに条文にあたること、事例について考えてくること、など、通常のLSでの授業と変わりません。 *復習は、授業を受けたその日のうちにノートを整理し、疑問点を残さないようにすることが、知識の定着に役立ちます。何らかの事情でその日のうちにできない方も、時間がたつと記憶が薄れますので、早めに復習を行うことが有益です。その積み重ねが、みなさんの実力になっていきます。 *同じセメスターで関連する授業としては、演習(租税法)「激動の国際課税を展望する」が、英語論文を会読して最新の動きをつかむゼミ。また、オムニバス授業「国際取引法」に2コマ、課税の側面を扱う回があります。
その他
*知的好奇心の強い方の参加を歓迎。現代のグローバル市場の最前線で起きている生々しいことがらについて、基本から理解できるよう、わかりやすくアプローチしていきます。 *教員2名のうち、吉村浩一郎弁護士は、国際租税法の最先端の案件を日々手掛けていて、国際機関での経験も豊富です。愉しいセッションになると思います。