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最終更新日:2026年3月16日

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租税法

租税法 (Tax Law)
1.重要性
企業法務、M&A、不動産、ファイナンス、スタートアップ支援、相続・事業承継、さらには紛争解決――どの分野でも、経済活動の背後には必ずといってよいほど「租税」があります。租税法を知らないまま契約書を作る、スキームを設計する、訴訟・交渉の見通しを立てることは、実務上のリスクを抱え込むことに直結します。したがって、租税法を体系的に学ぶことは、法科大学院で貴重な時間を投じるに値する、高い実務的リターンをもつ学習テーマです。

2.目標
本授業の到達目標は、租税法の基本構造を理解したうえで、法律の読み方を身につけ、基本判例を踏まえて、具体的取引事例に対して法的に筋の通った結論と理由付けを提示できるようになることです。あわせて、課税が人々の行動に与える影響を勘案して、現行ルールを評価し改善する力を養います。

3.範囲
扱う範囲は、所得税法を中心とし、これに関連する範囲で法人税法・国税通則法を含み、いずれも基本的な部分に限ります。ただし、このレベルの理解は、租税専門家に限らず、法律家一般が身につけておくべき「実務教養」に属します。したがって、本授業は tax lawyer を志望する方のみならず、企業法務・民事・家事・行政・刑事を問わず幅広い進路の受講者を歓迎します。より専門的・発展的な論点は、「国際租税法」「金融取引課税法」「租税と諸法」「演習(租税法)」等で継続的に扱います。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
25-6401
GLP-LS6405L1
租税法
増井 良啓
A1 A2
火曜5限、木曜1限
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講義使用言語
日本語
単位
4
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
法学政治学研究科
授業計画
第1回 導入 教材の「序説」、および、教材の関連箇所のうちUTOLで個別指定するところ。 第2回 所得税1 所得の概念 第3回 所得税2 納税義務者 第4回 所得税3 所得税法のしくみ 第5回 所得税4 各種所得1 第6回 所得税5 各種所得2 第7回 所得税6 各種所得3 第8回 所得税7 各種所得4 第9回 所得税8 収入金額と必要経費 第10回 所得税9 タイミング 第11回 所得税10 損益通算・所得控除・所得税額 第12回 所得税11 源泉徴収・復習 第13回 法人税1 法人税の基礎  第14回 法人税2 法人所得の意義 第15回 法人税3 益金 第16回 法人税4 損金1 第17回 法人税5 損金2 第18回 法人税6 損金3 第19回 法人税7 法人税額 第20回 法人税8 同族会社 第21回 法人税9 復習 第22回 総論1 租税法律主義 第23回 総論2 租税法の解釈 第24回 総論3 租税回避 第25回 総論4 復習  第26回 質問タイム
授業の方法
〇基礎的な前提知識に関する短いレクチャーをまじえつつ、ケースブックのNotes & Questionsに従って双方向で議論しながら進めます。 〇質疑応答の繰り返しにより条文や判例の読解を確認し、区切りの良いところで復習回を設けて練習問題を解くなどします。 〇単なる知識の暗記ではなく、「条文→解釈→先例→事案への当てはめ→結論」という、法律家としての思考プロセスを徹底的に鍛えます。
成績評価方法
筆記試験を行う。A方式(2時間)。 平常点を考慮する。 レポートを課さない。 成績をA+・A・B・C+・C-・Fで評価する(筆記試験80%、平常点20%)。
履修上の注意
〇解釈論を中心とする実定租税法をはじめて学ぶ人を念頭において、初歩から順番に学んでいきます。 〇どんな科目なのかな、と思った方は、授業の始まる前、たとえば夏休み期間などに、佐藤英明・プレップ租税法 <第4版>(弘文堂2021)を読んでみるといいでしょう。新書サイズで、気軽に読めます。
その他
毎年開講