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最終更新日:2025年4月21日
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法のパースペクティブ
ヨーロッパ中世(11-14世紀)における法学の発展
法規範を直ちに適用するのではなく、その内容をまず理解しようと試み、その結果として生じる複数の解釈を競合させ、蓄積する。さしあたりそのような営みを法学と捉えた上で、11世紀から14世紀にかけてのその発展を考察します。主たる対象はパリを中心とする教会法学・神学です。それと関わる範囲で中世ローマ法学を扱います。
講義は、11世紀から12世紀半ばにかけての学識法の成立、12世紀半ばから13世紀半ばにかけての発展、13世紀半ばから14世紀半ばにかけての展開、の3区分を意識して行います。しかし、具体的な法制度の発展を通時的に見る方法と、それぞれの区分の特徴を詳しく掘り下げる方法を併用する予定ですので、必ずしもそれぞれの区分を維持するわけではなく、均等に扱うわけでもありません。
毎回、中心となるテクストを1つ取り上げ、その解釈を試みます。史料をどう読むか、どのように読むと面白いか、を考えることが講義の主たる関心です。
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