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最終更新日:2024年4月22日

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法のパースペクティブ

ヨーロッパ中世(11-14世紀)における法学の発展
 定立されたものであれ、発見されたものであれ、法規範を直ちに適用するのではなく、その内容をまず様々な仕方で理解しようと試み、その結果として生じる複数の解釈を競合させ、蓄積する。さしあたりそのような営みを法学と捉えた上で、イタリアとフランスにおけるその歴史を、11世紀から14世紀にかけて、考察する。対象は教会法学と中世ローマ法学とし、封建法学は扱わない。
 講義は、11世紀から12世紀半ばにかけての学識法の成立、12世紀半ばから13世紀半ばにかけての発展、13世紀半ばから14世紀半ばにかけての展開、の3区分を意識して行う。しかし、具体的な法制度(刑事法、訴訟法、婚姻法)の発展を通時的に見る方法と、それぞれの区分の特徴を詳しく掘り下げる方法を併用する予定であるため、必ずしもそれぞれの区分を均等に扱うわけではない。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
25-6257
GLP-LS6301L2
法のパースペクティブ
源河 達史
S1 S2
月曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
法学政治学研究科
授業計画
 既にHPでアナウンスされましたように、4月6日から始まる週は皆さんの接続環境を整えることに、4月13日から始まる週は、個々の授業で接続環境を確認するためのガイダンスにあてられます。4月20日から内容に入ります。下記URLを登録すると必要情報が届きます。 第1-5回 学識法の成立(11世紀から12世紀半ば) 第6-9回 学識法の発展(12世紀半ばから13世紀半ば) 第10-13回 学識法の展開(13世紀半ばから14世紀半ば)  「学識法の成立」では、教会法学とローマ法学の成立を、教会改革、都市の成立と経済発展等、その歴史的背景に遡って考察する。  「学識法の発展」では、教皇立法や註釈活動の発展を、史料に基づいて考察する。  「学識法の展開」では、証書や助言などの実務史料も加え、学識法の中世社会におけるあり方を考察する。 言うまでもなく、「発展」と「展開」は、史料的にも内容的にも、時系列に沿って整然と分けて論じられるものではないので、この通りに講義が行われる訳ではない。
授業の方法
講義形式。
成績評価方法
レポートによる。平常点は考慮しない(出席はとらない)。 成績をA+・A・B・C+・C-・Fで評価する。
教科書
講義で資料を配布する。
参考書
講義で適宜紹介する。
履修上の注意
配布資料を音読する。 平常点を考慮しないため、出席はとらない。