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最終更新日:2024年4月22日
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法のパースペクティブ
ヨーロッパ中世(11-14世紀)における法学の発展
定立されたものであれ、発見されたものであれ、法規範を直ちに適用するのではなく、その内容をまず様々な仕方で理解しようと試み、その結果として生じる複数の解釈を競合させ、蓄積する。さしあたりそのような営みを法学と捉えた上で、イタリアとフランスにおけるその歴史を、11世紀から14世紀にかけて、考察する。対象は教会法学と中世ローマ法学とし、封建法学は扱わない。
講義は、11世紀から12世紀半ばにかけての学識法の成立、12世紀半ばから13世紀半ばにかけての発展、13世紀半ばから14世紀半ばにかけての展開、の3区分を意識して行う。しかし、具体的な法制度(刑事法、訴訟法、婚姻法)の発展を通時的に見る方法と、それぞれの区分の特徴を詳しく掘り下げる方法を併用する予定であるため、必ずしもそれぞれの区分を均等に扱うわけではない。
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