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最終更新日:2024年4月22日

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新興国の比較政治経済学

新興国の比較政治経済学
開発途上世界の政治経済を理解・分析するにあたり重要なトピックを扱っている政治学トップジャーナル掲載の論文を批判的に読み進めていきながら、同時に受講生自身が研究論文の第一稿を完成させることを目指す。

具体的には、授業は、(1) 権威主義政治、(2) 政治体制変動、(3) 民族政治と移民・難民、(4) 分配政治とクライアンテリズム、の4つのテーマに関する最新研究を検討し、関連テーマについて受講生が論文テーマを設定し研究設計を発表する。文献の検討から研究発表に至る期間のあいだ、各受講生は担当教員とオンライン面談のアポイントメントを取り、研究進捗状況について個別ミーティングをおこない、研究方針をともに考える。

受講生が、学位論文のテーマを発見しそれを磨く機会となること、新たな研究アイディアを発展させるきっかけとなることを目標とする。受講にあたって、リーディングを読んで理解するだけでなく、それを批判的に検討した上で、どのように自分の研究アイディアを発展させていけるのか、積極的・建設的に考える心構えが必要になる。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
25-304-178
GLP-LP6316S2
新興国の比較政治経済学
東島 雅昌
S1 S2
木曜2限
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講義使用言語
日本語、英語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
法学政治学研究科
授業計画
第1回: イントロダクション 第2回: リサーチデザイン 第3回: 権威主義政治 I 第4回: 権威主義政治 II 第5回: 政治体制変動 I 第6回: 政治体制変動 II 第7回: 民族政治 I 第8回: 民族政治 II 第9回: 移民・難民 第10回: 分配政治 第11回: クライアンテリズム 第12回: 研究発表 第13回: 研究発表
授業の方法
授業は、(1) 課題リーディングの読込みとリアクションペーパーの作成、(2) 対面・オンラインによるディスカッション (第11回まで, 90分程度)、(3) 対面の研究発表(第12, 13回)、(4) 担当教員との研究ミーティングと最終ペーパーの作成、からなる。 (1) の課題文献については、初回授業前日までにITC-LMSをつうじて詳細シラバスとリーディングリストを配布する。毎コマごとに課される全てのリーディングに目を通した上で、論文を一つだけ選んで、A4一枚ほどのリアクションペーパーを書く。リサーチデザインに関する1コマを除いて、全部で9つのリアクションペーパーを提出してもらいそれに基づいて研究トピックを決めてもらうので、計画的にリーディングを読み進め最終的な研究発表の準備を重ねていくことを強く勧める。前日までにリアクションペーパーを提出してもらい、担当教員がそれに評価とフィードバックを付して当日までに返却する。 受講生のリアクションペーパーの内容をもとに論文の批判的検討をおこなっていくとともに、対象論文を基盤としてどのような新しい研究が可能なのか、全員で考えていく。 各テーマの文献の検討を進めながら、研究発表に向けて各人が研究を進める。研究発表までに最低1回は担当教員とzoomでミーティングする機会を設け、どのような方針で研究を進めていくか議論する。
成績評価方法
(1) リアクションペーパー (40%) (2) ディスカッションへの参加 (10%) (3) zoomでの研究進捗の報告 (10%) (4) 研究発表 (10%) (5) 最終ペーパー (30%) *これら以外のいかなる救済措置も講じない。
教科書
特になし。事前に配布する詳細シラバスに論文リストと課題リーディングを示す予定である。
参考書
特になし。
履修上の注意
当授業は、最終的に公刊可能な研究論文の作成という目標に向けて最適化するようデザインされている。常にどのような研究が可能なのかを考えながら課題をこなしていってほしい。 修士課程の院生を中心とした授業になるが、学術誌に公刊可能な卒論・論文作成を目指す意欲ある学部生や、比較政治分野の博士論文を発展させたり新しい研究プロジェクトをはじめたい博士課程院生の参加も歓迎する。