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最終更新日:2025年4月21日

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国際政治の新課題

米中関係と国際秩序
国際政治学について習熟することが本演習の目的となる。手法としては、外交史、また国際秩序をめぐる理論を用いる。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
25-304-094
GLP-LP6309S3
国際政治の新課題
佐橋 亮
S1 S2
月曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
法学政治学研究科
授業計画
本演習は、米中関係、および国際秩序を念頭に置きながら、国際政治の新しいトピックを学ぶ。 初回には導入的な講義も行うが、そのあと、米中関係や国際政治学への導入として、代表的な国際政治学者・実務家の議論を抜粋して、購読する。ミアシャイマー、アリソン、フリードバーグなどがそこに含まれている。 そのうえで、文献購読を行う。今年度はヘンリー・キッシンジャー『国際秩序』、脇祐三『グローバルサウスの時代』を読む予定である。くわえて、『ポピュリズムの仕掛人:SNSで選挙はどのように操られているか』も検討しており、また編集中の拙編『トランプのアメリカ(仮)』からも幾つかを読みたい。なお、米中関係の基礎として拙著『米中対立』(中公新書、2021)は受講前に読み終えていることが前提となる。 なお演習最終回には最終レポートでの執筆計画を各人が発表し、全員で議論する。題目は購読する文献の内容に限定されず、広く演習のテーマに沿っていれば良い。
授業の方法
文献講読と論文執筆
成績評価方法
成績評価は、文献購読にかかわる報告(20%)、および議論への参加(30%)に加え、最終レポート(50%;演習内における報告を含む)によって行う。最終レポートは日本語で執筆して構わない(史資料としては英語、中国語、韓国朝鮮語等も積極的に利用することが望ましい)。
教科書
授業初日に受講生に示す。なお、一部英語を含むことがあり得るが、基本的には日本語文献を用いる。
参考書
授業計画内に示したもの以外には、演習内で適時示唆する。 国際政治学の未修者は、藤原帰一『国際政治』(放送大学出版振興会)や宮岡勲『安全保障論』(慶應義塾大学出版会)など教科書を一読しておくことが望ましい。また中溝・佐橋編『世界の岐路を読み解く基礎概念』(岩波書店)やヒュー・ホワイト『アメリカが中国を選ぶ日』(勁草書房)は本演習と重なる内容を含んでおり、読んでおくと良い。
履修上の注意
東大の学部生・院生(交換留学生を含む)であれば講義前にであっても内容等について相談することは問題ない。 開講形式は、初回より対面とする。 購読は学生にリードしてもらいながら進める。可能な限り、各参加者が話しやすいように、小グループでの議論の時間を例年取っている。連絡にはSlackを用いる。 この演習は学部生を主体にしているため、大学院生はそれに留意しつつ、履修を検討すること。研究者志望の学生には、国際政治文献購読の履修を薦める。