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最終更新日:2026年4月20日

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国家論

国家論
民主主義の危機の時代が来た。そう論じるのが、ここ数年の政治学の流行である。だが、我々が目撃しているのは、民主主義の危機なのだろうか。そこには、民主主義の危機にとどまらない、より根本的な人間社会の危機が潜んでいるのではないか。

そのような観点から、この演習ではハンナ・アーレント『全体主義の起原』を通読する。なぜなら、アーレントこそは、実際に危機の時代を生きた思想家だった。その文章は、政治体制論としても興味深いのみならず、人種主義論、市民社会論、国民国家論といった、今日の政治について考える上で不可欠なトピックに関しても、実に独創的な考察に溢れている。

その一方で、アーレントの考察には、今日の学問から見ると疑問符がつくものも少なくない。特にその官僚制論は、行政学の授業で学ぶような近代官僚制の姿とは大きく異なっている。それでは、なぜそのような違いが生じるのか。この疑問に応える上でも、実際にアーレントの文章を読むことには大きな意味がある。

従って、この演習では是々非々の態度でアーレントの大著と格闘してみよう。おそらく、学べることは多い。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
25-304-063
GLP-LP6306S1
国家論
前田 健太郎
S1 S2
木曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
法学政治学研究科
授業計画
ハンナ・アーレント『全体主義の起原』(全三巻)を、毎週1章程度(60~80頁)のペースで読む。
授業の方法
担当教員が受講者との質疑応答を通じて、内容を確認する。
成績評価方法
平常点で評価する。
履修上の注意
課題文献のコピー等は配布しないので、生協等で購入すること。就職活動、官庁訪問等で欠席することは差し支えない。
その他
政治思想史の演習ではないので注意すること。